ハートのねこ♡の大冒険 ☀ (≧▽≦)☆彡

手下狼「かかれーー。鉤爪ェェェェ」

隠れていた十数匹の狼兵士が、２人に襲い掛かる！？？

緑の縞猫「まずは、片づけるのが先だ！！」

しろねこ「ええ。泊めてくれたお礼、たっぷり行わなくちゃね！！！！！」

ブウウウウウウウウウウウン・・・

緑の縞猫「火炎強拳弾！！」

強く打った拳は、炎となって、複数の爆裂鉄砲に！！

狼たち「うげぇぇぇぇーーーなんじゃこれはぁぁぁぁ。」

緑の縞猫「まほーだよーーん。知らないんでしょ。まぁ、正確には、精力と組み合わせた、魔法体術だけどね。」

焦げた狼兵たち「くっそぉぉぉぉ。目にものみせちゃる・・・」

焦げた狼軍曹「俺たちは、この世界を支配せんとする、親玉ウルフ様の高潔なしもべなんだぞ。あの方を怒らせたら、どうなるのか…お前ら分かっちょるんだろうなぁぁ！！！！！」

しろねこ「へぇぇぇぇ？ どーなるのーーー？」

キレた狼軍曹「こうじゃぁぁぁぁ。神殿に閉じこめて、一生働かせてやるぅぅぅぅ――。しかも、そのおいしそうなしっぽは、くいちぎってぇぇぇぇ――――、頂くんじゃぁぁぁぁ――――(ﾟДﾟ)くわぁぁぁぁーーーーーっっっっ！！！！」

緑の縞猫「げ・・・げどう・・・。一体この方たちに何があったの？？？」

しろねこ「神殿って、どこにあるの？ 言いなさい！！」

キレた狼軍曹「言ってやるとも。俺らは狡猾。堂々と来た獲物を食い倒す。」

キレた狼兵「親玉ウルフ様に会えば、命はないぜ。気に入ってもらえたならば もっとひどいことになるだろうがな。」

緑の縞猫「つまり、かかってこいってことだな。」

狼軍曹「キサマらじゃ、どうあっても、あのお方には勝てないだろうがな。」

しろねこ「分かり合うことはできないの？」

狼軍曹「会えばわかるさ。あの方は正義だ。我ら狼族を家族とし、家族である限り、そうでないものの幸せを奪うことで、生計を立てるのだ！ 素晴らしい正義だろう？ 何か間違っているか？」

緑の縞猫「他者に対する、思いやりはあるわけだな！」

しろねこ「じゃぁ・・・。なぜ、仲間でなければ、かみちぎっても平気なの？？」

狼兵「我らは、あの方に教えられたのだ。あの方は偉大だ。ああ、ムラムラしてくる…。」

なんだろう・・・。前にも、こんな空気、感じた気が…。ハートのねこ♡は思った。

狼軍曹「ひとまず退こう。ありがとう。ちょっとだけ、友達になれそうだ。」

狼兵「ありがとーーーー(>_<)ひゅーひゅーーーー！！！！！」

緑の縞猫「よかった(^^♪」


緑の縞猫(って言っても、中々、染みついたものは取れない…。きっと何かが隠れているんだけど…。)

〝ハハハハハハハァァァァ ナワケネエダロ クイチギッタゼェェェェーーーー〟


しろねこ「だから、当たってないって。」

緑の縞猫「殺気が見えすぎ。くじMの方がよっぽどすごいんだから。」

しろねこ「飛び上がったよ！ やって！！！！！」

緑の縞猫「よし！！」

緑の縞猫「みろよ！ 修行の成果！！！！！」

〝強炎！！爆龍弾！！！！！〟

ブウウウウウウウウウウウ どっかーーーーーーーーーーーーーーーん

なんと・・・。ハートのねこ♡は無傷で、その周りの精力が、どんどんどんどん膨らんで、大規模な爆発が！！！！！

しろねこ「ぐれいとぉぉぉ(≧０≦)」

緑の縞猫「顔も見たくないぜっ。」

ちょっとやりすぎな気もするけど。

彼らは、ちょっと気が立っていた。微妙に嫌な予感がするのだ。

それに、狼と分かり合いたいのに、きっと分かり合えないことが、彼らの心を、僅かに打ち砕いていた。

もっと…やさしさがほしいのに。