2015年04月07日

3章 Part171 ~黒く燃ゆ~

謎の妖術師「確かに、人は、地獄に落ちるほど、こちらに逃げることができますが」

謎の錬金師「逃げなくても来れるし、地獄に落ちれば、厄介なことが…。」

ふしぎな木「もう一つの異世界、魔界に、精神が持ってかれることがあるでしょう。」

謎の妖術師「もちろん、身体も、魔となって、焼き尽くされるのです。」

ふしぎな木「魔の世界もまた、ここや現世と同じく、ふつうの、どこからでも認識できる、何の変哲もない現実です。」

謎の錬金師「ただ、そういう、異なった精神圧力を伴う異世界と行き来するには、相当な正しい修行と、エネルギーが必要なのです。」

だから、しろねこ・・・。そして、ハートのねこ♡・・・。私は、あなたたちに――――――――
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2015年04月08日

3章 Part172 ~春よ来い♪~

名もなき白猫「そうね。ここのことは、よく分かった。とにかく、私は、現実に戻る方法を探るため、戻れるらしい地へ行けばいいのね。」


そうして、私は、野原を駆け抜け

スキップしながら

どんどん、どんどん

空の道を、ぽかぽか、陽気に

進んでいきました♪
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2015年04月09日

3章 Part173 ~さらなる冒険の日々~

名もなき縞猫「なんて崖だ…。」

僕は、あれから、空を泳いだり(飛んだり)、雲をかぎ分けたり

色々な人たちと遊んだり

たくさん、この世界で経験した。

けど、どうだろう・・・。

このエリアの山道は、体が思うように動かない…。
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2015年04月10日

3章 Part174 ~僕の〝心身(からだ)〟~

眠ってるときって、いわゆる金縛りがあるよね。

僕の世界もまた、現実に向かって集約しつつある。

そうすると、この空間もまた、何か一つの法則にしたがって

収縮し、自分になっていくのだろう。

要するに、空は飛べないってことだね。

そして、僕は、この山道を登る。
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2015年04月11日

3章 Part175 ~悩める牝牛~

山を登る牝牛「私には、悩みがあります。」

名もなき縞猫「悩み?」

山を登る牝牛「手紙が… 書けないのです。」

名もなき縞猫「なぜ? 字が、書けないの?」

山を登る牝牛「いいえ。字は書けます。すごく、得意なくらいです。」

名もなき縞猫「分からないな…。じゃあ、なぜ君は、手紙を書けないの?」
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2015年04月12日

3章 Part176 ~フォール・イン?~

山を登る牝牛「心が、痛くて苦しいのです。」

名もなき縞猫「どういう?」

山を登る牝牛「私には、過去があります。」

名もなき縞猫「一体?」

山を登る牝牛「崖から、落ちました。――すごく晴れていて一面の花が広がる、天国でした。」

名もなき縞猫「君のいた世界だね。」

山を登る牝牛「その世界から、私は、堕ちたのです。」
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2015年04月13日

3章 Part177 ~想う世界あり~

山を登る牝牛「悪魔が… ささやきました。」

名もなき縞猫「あくま?」

山を登る牝牛「いえ・・・。要は、自分なのです。どこにでもいる、どこからでも行ける、自分という異世界です。」

名もなき縞猫「自分…。」

山を登る牝牛「この異世界は、私に言いました。この世界を呪おう。誰だって、足から血を出し、それは痛い。そして、私は、一人の人を不幸にした。」

名もなき縞猫「一人の?」
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2015年04月14日

3章 Part178 ~ココロの奥底~

山を登る牝牛「彼は、カッコいい雄牛でした。彼は私に言いました。〝気にしないで。大丈夫だから。〟」

名もなき縞猫「助けて、くれたんだね。」

山を登る牝牛「涙が…出てきました。それは、嬉しいのではなく、カァ―…っと熱くなる、強い怒りの涙だったのです。」

名もなき縞猫「怒り?」

山を登る牝牛「私は、世界を呪ってやろうと思いました。なぜなら、彼が、何も悪いことをしていない彼が、無慈悲に、無情に傷ついた この世界など、なくなってしまえばいい… と思ったからです。」

名もなき縞猫「激しい… 感情だね。」
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2015年04月15日

3章 Part179 ~出会いと成長と俗世~

山を登る牝牛「自分でも、なぜそんな気持ちになったのか、分かりませんでした。そして…」

名もなき縞猫「ある日。」

山を登る牝牛「私は、重い荷物を運んでいることに気付いたのです。」

名もなき縞猫「初めて?」

山を登る牝牛「そう・・・。いつも・・・ いつも・・・ 生まれてきた時から、それだけが当たり前のようにと、育てられてきたものですから、私は、それを意識することが、ただの一度もできませんでした。わたしは、激しく、取り返しのつかないような吐き気と嫌気に襲われたのです。」

名もなき縞猫「自由…。それが・・・」
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2015年04月16日

3章 Part180 ~クレイジー フォー ユー~

思い出してきた…。僕が求めてきたものって―――

山を登る牝牛「彼が自由だったということが、いいえ、それを彼にぶつけていた自分が、もはや、別次元でした。私は、彼に、熱を持ちました。激しく、そして激しく、ただ、彼のことを熱狂するようになりました。」

名もなき縞猫「よく聞く話だけど、それが幸福なのか、不幸なのか…。」

山を登る牝牛「私は、恋を理想化しました。今度は、私のために、彼と山を登りたかったのです。」

名もなき縞猫「でも、心があまりに苦しいために…。」

山を登る牝牛「私は、ただただ、多くの歳月を、緑と月を見るだけで過ごしました。」

でも・・・ でも書きたい…。
posted by ファンタジー✡とど at 21:21| 3章 💛「夢の世界編」 | 更新情報をチェックする