ざららん「そう・・・。かれ…らは、いわゆる闇の組織。けれど、生命体じゃないわ。と…思ってたのだけれど、最近新たなことがわかったの。強い魔力を持った者の心身を媒体として兵士をつくる類の呪法が使われている・・・それもこのままいけば、私たちが、その闇の兵士軍に飲み込まれてしまう…。」
緑の縞猫「そこまで?」
ざららん「彼らは、脅威じゃないのよ…。本来は。この魔法の世界では、願いを具象化する力が強いの。だから、闇の、憎しみの力もまた、影を潜めつつ、蓄積されてゆく。」
緑の縞猫「魔法がこの世にはびこって幾分か。もう一つの世界では、そんなことが進行していたのか…。」
ざららん「ええ。その最たる例が10年前。でも、彼らは魔界の住人。物理身体を持たない、邪身の塊。それは、我々の欲望が抑えられ、環境草花がそれらを吸い取り、浄化した結果。」
しろねこ「ほら! そこ!! でも、そのおかげで、私たちがこうやって平和的に一同に会する日がやってきた。」
ざららん「知られざる性質があったの・・・的なそれなんだけど、あの事件は、どうやら、邪身体に実際の生命体が幾分か付属していたように思うの。」
緑の縞猫「それが、さっきの話とも関係…」
しろねこ「そういえば、とど王国で、氷の邪身体に会ったのよ。」
緑の縞猫「火の魔法で消滅させたよ。」
ざららん「なんとすばらしい!! 彼は魔王クラス…。と言いたいところだけど、彼らは、その魔王と同じ呪力を持つ代わりに、決して命あるものとして生まれえない契約に結ばれている、いわば、使い捨ての兵士でしかないの。自分を魔王だと思い込み、かつ、魔王になりたいという欲望を利用され、生命を得られないことが苦痛ゆえに、その条件と引き換えに強さを得たという。何かを捨てた実感がなまじあるために、こっちでは厄介よ。」
2014年07月14日
2章 Part41 ~邪身のヒミツ~
posted by ファンタジー✡とど at 21:13| 2章 💙「マジカルスノー編」
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2014年07月15日
2章 Part42 ~魔界の存在~
しろねこ「非生命、魔王並みの呪力、こっちとしては、どちらも厄介・・・。」
緑の縞猫「でも、逆に、非生命の弱みを突けばいい。」
ごま三「ざららん? 魔界っていうのは、何なんだろうね?」
ざららん「恐らく異世界よ。しかも、知りうる限り、最恐の。」
緑の縞猫「つまり、誰かが地獄と呼んでいるもの・・・だね。」
しろねこ「まとめようよ。あざらし王国は、邪の兵によって、滅ぼされようとしている。それは、魔界と関係し、環境草花や魔法文化が、私たちの弱い心を吸い取って、彼らに力を与えてしまった。」
ざららん「その通り。まもなく、巨大結界がかまくらのようにこの大陸を覆って、魔力をイーブルなものに変える、巨大な呪法儀式が始まる…。夢で見たわ。」
緑の縞猫「ここまで不吉だと、逆に何でもありだな。」
しろねこ「この世界の夢は、いわゆる魔法夢で、ほとんどが拡張現実なんだよね。環境草花が見せるのかな?」
ごま三「バーチャルな予知ってやつらしいね。」
緑の縞猫「解明したくなるけど、ひとまずここに置いとこうか。」
筆者は省略したが、ねこ2ごま2の状況と、氷が解けている沿岸状況により、一行は、彼らを背中に乗せ、高速で泳いで、中心部に行くことを選択していた。その道中、こうやってくっちゃべってたというわけ。
緑の縞猫「でも、逆に、非生命の弱みを突けばいい。」
ごま三「ざららん? 魔界っていうのは、何なんだろうね?」
ざららん「恐らく異世界よ。しかも、知りうる限り、最恐の。」
緑の縞猫「つまり、誰かが地獄と呼んでいるもの・・・だね。」
しろねこ「まとめようよ。あざらし王国は、邪の兵によって、滅ぼされようとしている。それは、魔界と関係し、環境草花や魔法文化が、私たちの弱い心を吸い取って、彼らに力を与えてしまった。」
ざららん「その通り。まもなく、巨大結界がかまくらのようにこの大陸を覆って、魔力をイーブルなものに変える、巨大な呪法儀式が始まる…。夢で見たわ。」
緑の縞猫「ここまで不吉だと、逆に何でもありだな。」
しろねこ「この世界の夢は、いわゆる魔法夢で、ほとんどが拡張現実なんだよね。環境草花が見せるのかな?」
ごま三「バーチャルな予知ってやつらしいね。」
緑の縞猫「解明したくなるけど、ひとまずここに置いとこうか。」
筆者は省略したが、ねこ2ごま2の状況と、氷が解けている沿岸状況により、一行は、彼らを背中に乗せ、高速で泳いで、中心部に行くことを選択していた。その道中、こうやってくっちゃべってたというわけ。
posted by ファンタジー✡とど at 20:05| 2章 💙「マジカルスノー編」
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2014年07月16日
2章 Part43 ~ざららん!新必殺技!!~
ざららん「まもなく、王都に至るための、川があるけど、呪法によって塞がれているわ。私が火の体術で穴をあけるから、ごま三は、2人を引っ張って一点突破を。」
ざららんの体が、垂直に回転してゆく。海面で彼女の体は火に包まれた。
ずごーーーーん。
ごま三「いまだぁーー」
シューーーー
4人は、結界を抜けた。
ざららんの体が、垂直に回転してゆく。海面で彼女の体は火に包まれた。
ずごーーーーん。
ごま三「いまだぁーー」
シューーーー
4人は、結界を抜けた。
posted by ファンタジー✡とど at 20:55| 2章 💙「マジカルスノー編」
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2014年07月17日
2章 Part44 ~安易なネーミング~
ざららん「やっぱし、海上だと、加速しやすい。あざらし体術、あ、今は、あざらし魔法体術か。」
安易なネーミング。
ごま三「ソリは、ごま王国の沿岸においてきちゃったけどね。」
緑の縞猫「もはや、そんなこと考えてる事態じゃない。筆者も無茶するなぁ。」
しろねこ「展開が暴走しすぎでしょ!」
ざららん「もう少しお気楽なの想像してたのにね、」
ごま三「ここまで来たら、みんなで平和を選び取るしかないよ! 愛にあふれた未来を。」
安易なネーミング。
ごま三「ソリは、ごま王国の沿岸においてきちゃったけどね。」
緑の縞猫「もはや、そんなこと考えてる事態じゃない。筆者も無茶するなぁ。」
しろねこ「展開が暴走しすぎでしょ!」
ざららん「もう少しお気楽なの想像してたのにね、」
ごま三「ここまで来たら、みんなで平和を選び取るしかないよ! 愛にあふれた未来を。」
posted by ファンタジー✡とど at 20:18| 2章 💙「マジカルスノー編」
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2014年07月18日
2章 Part45 ~タノシムゥゥゥ♪~
川を上流まで一気に登りきる。さあ!
ケケケケケケケケ。
ざこ的登場(笑)
〝ざこっていうなーー!〟
〝それにしても、このへんに外部のものが来れるわけ…。〟
緑の縞猫「残念。 火炎鉄拳!!」
ぼしゅーーーー!
1,2,3・・・5匹か。
しろねこ「3匹仕留めた――! やるぅーー!」
しゅおぉぉぉぉぉぉ・・・。
緑の縞猫「再生!? くっ…。まだ火が弱いのか。」
ざららん「こいつらの倒し方は、まやかしを破ること。とはいっても、まどろっこしいことは考えずに――――」
ヒューーーー♪ タノシムゥゥゥゥゥーーーー♪
ケケケケケケケケ。
ざこ的登場(笑)
〝ざこっていうなーー!〟
〝それにしても、このへんに外部のものが来れるわけ…。〟
緑の縞猫「残念。 火炎鉄拳!!」
ぼしゅーーーー!
1,2,3・・・5匹か。
しろねこ「3匹仕留めた――! やるぅーー!」
しゅおぉぉぉぉぉぉ・・・。
緑の縞猫「再生!? くっ…。まだ火が弱いのか。」
ざららん「こいつらの倒し方は、まやかしを破ること。とはいっても、まどろっこしいことは考えずに――――」
ヒューーーー♪ タノシムゥゥゥゥゥーーーー♪
posted by ファンタジー✡とど at 20:52| 2章 💙「マジカルスノー編」
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2014年07月19日
2章 Part46 ~今急げ~
ボシュワ――――――――――――!!!
〝ぎゃぁぁぁぁぁぁーーーー〟
ざららん「感謝の気持ちを忘れず、明るく楽しむこと。輝く気持ちで、たくましく攻撃だ!!!」
回転した火の胴長が、宙で向きを変えながら跳躍。あっという間に5体の邪芯を打ち抜いた。
しろねこ「なーる。邪悪な心の芯だから、邪芯か・・・。」
邪心でもいいけどね(^^♪
緑の縞猫「彼は、魔王って感じじゃないな。全員あいつみたいのじゃないのか。」
ざららん「おそらく、この呪法が強力におおわれるほど、力が増大するはず。今急げ――――♪」
〝ぎゃぁぁぁぁぁぁーーーー〟
ざららん「感謝の気持ちを忘れず、明るく楽しむこと。輝く気持ちで、たくましく攻撃だ!!!」
回転した火の胴長が、宙で向きを変えながら跳躍。あっという間に5体の邪芯を打ち抜いた。
しろねこ「なーる。邪悪な心の芯だから、邪芯か・・・。」
邪心でもいいけどね(^^♪
緑の縞猫「彼は、魔王って感じじゃないな。全員あいつみたいのじゃないのか。」
ざららん「おそらく、この呪法が強力におおわれるほど、力が増大するはず。今急げ――――♪」
posted by ファンタジー✡とど at 19:21| 2章 💙「マジカルスノー編」
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2014年07月20日
2章 Part47 ~王都~
しろねこ「彼女の火の魔法ってすごいよね。」
ざららん「これでも、大急ぎで極めたんだよ。」
ごま三「彼女、天才肌なんです。」
言い忘れたが、とど族は知性、あざらし族はひらめきなどの天性が優れているようだ。うーーむ。まぁ、優秀なポイントが違うだけ。
ざららん「ただいま戻りましたー!」
しかし、王都の人々は、元気がなく、きょとんとしていた。
緑の縞猫「またなのか・・・。」
ごま三「やはり、生気を吸い取っている。昔は、自然にあふれだした悪しき心だけが対象だったのに…。」
ジュバン=ヌース「ハーッハッハッハ。いきなりの登場で失礼。もう読者諸君もこの稚拙な文章構成から、イメージが湧くようになったに違いない!」
とど「ひどいな(笑)」
ざららん「これでも、大急ぎで極めたんだよ。」
ごま三「彼女、天才肌なんです。」
言い忘れたが、とど族は知性、あざらし族はひらめきなどの天性が優れているようだ。うーーむ。まぁ、優秀なポイントが違うだけ。
ざららん「ただいま戻りましたー!」
しかし、王都の人々は、元気がなく、きょとんとしていた。
緑の縞猫「またなのか・・・。」
ごま三「やはり、生気を吸い取っている。昔は、自然にあふれだした悪しき心だけが対象だったのに…。」
ジュバン=ヌース「ハーッハッハッハ。いきなりの登場で失礼。もう読者諸君もこの稚拙な文章構成から、イメージが湧くようになったに違いない!」
とど「ひどいな(笑)」
posted by ファンタジー✡とど at 20:36| 2章 💙「マジカルスノー編」
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2014年07月21日
2章 Part48 ~氷の貴公士、愛のジュバン=ヌース~
ジュバン=ヌース「もはや、待ってられぬ。この氷の貴公士、愛のジュバン=ヌース。人々を苦しみから救うため、いざ参らん。以前は、愛情たるものを糧に、楽しさ2倍! 苦しさ半分! などとおっしゃる方々に、たーーんと巡り合い、おう! それはぶらぼーーとか思ったが、なんのこったない。愛には裏切り。苦しみが溢れているではないか。貧困。差別。そんなものがない美しい世界をつくるのが、このジュバン=ヌースの夢! 夢っつ、ゆぅめぇぇぇぇえーーーーーー(≧▽≦)」
緑の縞猫「で(笑)」
ジュバン=ヌース「さあ来い! 白馬ぁ――!」
白い雪の白馬に、吹雪なるものが形をも変える!??
〝みーっふぃふぃふぃふぃふぃふぃ・・・〟
ジュバン=ヌース「読者諸君。私を雑魚キャラだとお思いか? しかし、この馬には愛情、すなわち、もう愛ゆえに苦しまなくていいという、安らぎがあるのだよ。つまり、生きることに疲れたが、愛情を失いたくはない、だから、苦しみを考える頭脳を取り、永遠に思い出の感覚に浸る呪法、魔界のアロマセラピー効果で生み出された、イーブルソウルの結晶! 彼らを悪とは言わせまい。私は、彼らの中に愛を見た。もがき苦しむこの者の中に、不死を見た。皆、彼らのようになるがいい!! どうせ、生きていけば覚める日が来る!! イーブルソウルになるのだよ!! 私は魔界を救うもの!! そしてっ! 永遠のちょーえつを約束しよおおおおおおおおおお!!!」
緑の縞猫「で(笑)」
ジュバン=ヌース「さあ来い! 白馬ぁ――!」
白い雪の白馬に、吹雪なるものが形をも変える!??
〝みーっふぃふぃふぃふぃふぃふぃ・・・〟
ジュバン=ヌース「読者諸君。私を雑魚キャラだとお思いか? しかし、この馬には愛情、すなわち、もう愛ゆえに苦しまなくていいという、安らぎがあるのだよ。つまり、生きることに疲れたが、愛情を失いたくはない、だから、苦しみを考える頭脳を取り、永遠に思い出の感覚に浸る呪法、魔界のアロマセラピー効果で生み出された、イーブルソウルの結晶! 彼らを悪とは言わせまい。私は、彼らの中に愛を見た。もがき苦しむこの者の中に、不死を見た。皆、彼らのようになるがいい!! どうせ、生きていけば覚める日が来る!! イーブルソウルになるのだよ!! 私は魔界を救うもの!! そしてっ! 永遠のちょーえつを約束しよおおおおおおおおおお!!!」
posted by ファンタジー✡とど at 20:53| 2章 💙「マジカルスノー編」
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2014年07月22日
2章 Part49 ~騎馬だけに(笑)~
がしぃぃぃぃん。
ジュバン=ヌース「言い忘れたがな。牙…だよ。騎馬だけに(笑)」
じゃきん。
緑の縞猫「くっ。かすったか。」
ジュバン=ヌース「そうさ。鉄の硬度にも匹敵する、私のかわいい愛のイーブルソウル。その名も…」
ジュバン=ヌース「うーーー・・・ん。」
ジュバン=ヌース「言い忘れたがな。牙…だよ。騎馬だけに(笑)」
じゃきん。
緑の縞猫「くっ。かすったか。」
ジュバン=ヌース「そうさ。鉄の硬度にも匹敵する、私のかわいい愛のイーブルソウル。その名も…」
ジュバン=ヌース「うーーー・・・ん。」
posted by ファンタジー✡とど at 21:08| 2章 💙「マジカルスノー編」
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2014年07月23日
2章 Part50 ~暗黒の魔王~
緑の縞猫「言いたいことはわかるよ!! でもさ! 鉄雪の牙も、僕の炎で溶かせばいい。想いの炎で。そして、どうやったら、この悩みが無くなるか、それを探求するために旅してるんだ!!」
ジュバン=ヌース「甘いな。貴様も、魔界に行けばわかる。あそこは心地いいぞ――――。何もかも、考えず、気持ちよくなりたいと思えばなれる。なりたくないと思えば忘れられる。魔境!? ふっふっふ。絶叫よ。されど、貴様の言う、探究こそが、サンサーラの中の悪魔。探究など、無意味ィィィィ!!」
緑の縞猫「確かにそうかもしれない。だけど、とりあえず、自分本位だろう。」
ジュバン=ヌース「私もそれは考えた。だが、魔界というのはそんなに甘いところではないのだよ。みな、ゆがみあう快楽を求める。それはこの世界に来ても変わらなかった。我は魔界より生まれた、いわば魔族なのだ。呪法により、体を借りた状態だが、ヤツがこの地にまで手を伸ばしうる… それは、この地が荒廃せしめる証拠。」
緑の縞猫「ヤツ? とは??」
ジュバン=ヌース「暗黒の魔王、アマプティニヌス!! なんか長ったらしいが… これで合ってたかなぁ…。」
しろねこ「・・・」
ジュバン=ヌース「甘いな。貴様も、魔界に行けばわかる。あそこは心地いいぞ――――。何もかも、考えず、気持ちよくなりたいと思えばなれる。なりたくないと思えば忘れられる。魔境!? ふっふっふ。絶叫よ。されど、貴様の言う、探究こそが、サンサーラの中の悪魔。探究など、無意味ィィィィ!!」
緑の縞猫「確かにそうかもしれない。だけど、とりあえず、自分本位だろう。」
ジュバン=ヌース「私もそれは考えた。だが、魔界というのはそんなに甘いところではないのだよ。みな、ゆがみあう快楽を求める。それはこの世界に来ても変わらなかった。我は魔界より生まれた、いわば魔族なのだ。呪法により、体を借りた状態だが、ヤツがこの地にまで手を伸ばしうる… それは、この地が荒廃せしめる証拠。」
緑の縞猫「ヤツ? とは??」
ジュバン=ヌース「暗黒の魔王、アマプティニヌス!! なんか長ったらしいが… これで合ってたかなぁ…。」
しろねこ「・・・」
posted by ファンタジー✡とど at 19:35| 2章 💙「マジカルスノー編」
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