緑の縞猫「さーーーーーーて! 帰りはどうするか考えてないけど、流れるように、旅をしよう。」
ごま三「この日のために、魚を大量食いして、30kgも太りました。でも、雪国では常識なので、頑張って昇華します。」
消化じゃないんだね。
ブタねこ博士「確か、魔法は、食物などから取る、身体エネルギーだけでなく、内面、つまり心や、まだ未知の、夢ないし魂のエネルギーから、生成するっぽい・・・ そうじゃったな?」
しろねこ「食べることは重要、でも、それだけで魔法が使えない、ってこと。」
緑の縞猫「もう僕も、昔ほどやんちゃじゃないから、いろいろ考えながら、旅するよ。」
しろねこ「助言はいらなそうね。」
ブタねこ博士「じゃが、おぬしらの身体が動くために必要なエネルギーの正体、つまり、おぬしらをまとっている熱量の全体構造が、その、夢を含む、魔法にも関係する、それかもしれんぞ。」
緑の縞猫「はい。くじMと戦ったときに、ありのままの自分が すでにそういう不思議な存在なんだな ってことがわかりました。実際、僕らの呼吸すら、しんぴで、それは魔法のようなものなんです!」
ごま三「きっとそうだよ! 僕らの社会でも、魔法はありのまま、時が来たら使える、そして、ハートのねこ♡が言う体験ができたなら、古代の魔法だって、会得できるよ! ボクもがんばるし。」
緑の縞猫「キミは、ごま世界に行くのにすべての力を注げばいい。とは言え、古代の魔法とは?」
ごま三「省略したけど、昔の図書館に書いてあるような魔法の技法を使えないと、ただの火の魔法では、ヤツに太刀打ちできないと思うんだ。古文書を解読することはないと思うけど、そういう状況で、昔はもっと強力な使い手がいたらしいことはわかってて。」
という風に雑談する。
読者の皆さんは、まどろっこしいと思われるかもしれないが
博士が同行できるのはここまで。
彼は、ハートのねこ♡たちが生まれる前からこの地におり、様々な英知の代表的存在。
ごま世界ほどの図書館がないにもかかわらず、これほどの英知が存在するのは、この緑の大陸が、割と昔から、ある程度住みやすく、先人が残した経験的書物が大切に保管されてきたということ。
さあ! 出発だ。
その掛け声とともに、士気が上がる。
そのとき・・・。
天高く舞い落ちるのは、白くも見える、雪たちだった・・・。
2014年06月24日
2章 Part21 ~天高く舞い落ちるもの~
posted by ファンタジー✡とど at 20:40| 2章 💙「マジカルスノー編」
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2014年06月25日
2章 Part22 ~弱めに祟り目~
しろねこ「どういうこと?」
彼女が問うのも無理はない。
ブタねこ博士「ここ、数年、この季節に、雪などふりゃせんぞ。一応、形式的には、現在初夏じゃ。」
緑の縞猫「安定した気候だったから、夏とか冬とか、そんなに考えなくて すんでたんですよね。」
ブタねこ博士「花も、1年待たず、独自の周期で咲いておったし・・・」
しろねこ「つまり、これは・・・」
異常気象…。
いったいなぜ?
ブタねこ博士「何から何まで不吉じゃのう…。」
緑の縞猫「ここは、一旦、宮殿に戻りませんか?」
ごま三「そうしましょう。さっきのくじMといい、弱めに祟り目が続いたときには、待て! というのが、母国の、特に僕の大好きな長老様の教えだったのです。」
かくして、一同は、またもや、不発…、とんぼ返りを強いられたのでした。
まぁ、ごーいんに行っちゃったほうが、読者さんのためなんだろうけどねぇ。
彼女が問うのも無理はない。
ブタねこ博士「ここ、数年、この季節に、雪などふりゃせんぞ。一応、形式的には、現在初夏じゃ。」
緑の縞猫「安定した気候だったから、夏とか冬とか、そんなに考えなくて すんでたんですよね。」
ブタねこ博士「花も、1年待たず、独自の周期で咲いておったし・・・」
しろねこ「つまり、これは・・・」
異常気象…。
いったいなぜ?
ブタねこ博士「何から何まで不吉じゃのう…。」
緑の縞猫「ここは、一旦、宮殿に戻りませんか?」
ごま三「そうしましょう。さっきのくじMといい、弱めに祟り目が続いたときには、待て! というのが、母国の、特に僕の大好きな長老様の教えだったのです。」
かくして、一同は、またもや、不発…、とんぼ返りを強いられたのでした。
まぁ、ごーいんに行っちゃったほうが、読者さんのためなんだろうけどねぇ。
posted by ファンタジー✡とど at 20:42| 2章 💙「マジカルスノー編」
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2014年06月26日
2章 Part23 ~それはとんでもない光景だった・・・~
向日葵「とりあえず、温かいスープで、雪見といくガオ」
ユッキー「私の故郷では、ほど良い雪が舞い散ってたそうです。今は、この地に移り住んだので、体が白いだけの ひうさぎ とか言われちゃいそうなんですけど・・・」
しろねこ「わたしたちも、雪を知らないわけではないですよ。」
緑の縞猫「ただ、今回は、この地にしては、珍しすぎる…。」
ユッキー「雪の怪物とも関係が?」
しろねこ「逆かもね。むしろ、この気象が、怪物を呼んだ。」
緑の縞猫「それか、魔法の副作用? ううん。魔法自体は、自律的、個人的な技法だから、違う気がする…。やはり、ごま世界の英知が、この大陸や、別の世界に流れていってから、ここの例のように、環境や文明が変化して、その結果、世界の部分が、この異常気象や怪物になった…。」
ユッキー「2種の草は強力ですからね。むしろ、ごま世界でのみ、バランスを保てる代物だったのかもしれません。」
緑の縞猫「だからって、それが文明なら、ないがしろにするわけにはいかない!」
しろねこ「そうそう! 昔と違って、私たちはもう、ただ野山を駆け回ってるだけの存在じゃない。そういう原因を究明するためにだって立ち回れるんだから!」
夜遅くまで、熱い議論が交わされた。
そして、朝になったよ。
緑の縞猫「これはすごい・・・。」
ごま三「先に、浜辺を散歩しようと思い、のしのし川下り、陸下りしてきたら、まさか・・・。」
それはとんでもない光景だった・・・。
ユッキー「私の故郷では、ほど良い雪が舞い散ってたそうです。今は、この地に移り住んだので、体が白いだけの ひうさぎ とか言われちゃいそうなんですけど・・・」
しろねこ「わたしたちも、雪を知らないわけではないですよ。」
緑の縞猫「ただ、今回は、この地にしては、珍しすぎる…。」
ユッキー「雪の怪物とも関係が?」
しろねこ「逆かもね。むしろ、この気象が、怪物を呼んだ。」
緑の縞猫「それか、魔法の副作用? ううん。魔法自体は、自律的、個人的な技法だから、違う気がする…。やはり、ごま世界の英知が、この大陸や、別の世界に流れていってから、ここの例のように、環境や文明が変化して、その結果、世界の部分が、この異常気象や怪物になった…。」
ユッキー「2種の草は強力ですからね。むしろ、ごま世界でのみ、バランスを保てる代物だったのかもしれません。」
緑の縞猫「だからって、それが文明なら、ないがしろにするわけにはいかない!」
しろねこ「そうそう! 昔と違って、私たちはもう、ただ野山を駆け回ってるだけの存在じゃない。そういう原因を究明するためにだって立ち回れるんだから!」
夜遅くまで、熱い議論が交わされた。
そして、朝になったよ。
緑の縞猫「これはすごい・・・。」
ごま三「先に、浜辺を散歩しようと思い、のしのし川下り、陸下りしてきたら、まさか・・・。」
それはとんでもない光景だった・・・。
posted by ファンタジー✡とど at 20:23| 2章 💙「マジカルスノー編」
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2014年06月27日
2章 Part24 ~突然できた〝道〟~
緑の縞猫「凍っている…。」
ごま三「行けますよ! これなら、行ける!! むしろ、全速力で走っても、力を出し切れない…。」
緑の縞猫「急がば回れ・・・。ナイスな…。」
しろねこ「おーーーーい!」
緑の縞猫「このまま行こう! もう待つ意味はない。」
しろねこ「博士に横やり入れられたら、行きづらくなるんでしょ。」
突然の展開に、2人が、いや、3人が出した結論は
〝出発すること〟
ごま三「行けますよ! これなら、行ける!! むしろ、全速力で走っても、力を出し切れない…。」
緑の縞猫「急がば回れ・・・。ナイスな…。」
しろねこ「おーーーーい!」
緑の縞猫「このまま行こう! もう待つ意味はない。」
しろねこ「博士に横やり入れられたら、行きづらくなるんでしょ。」
突然の展開に、2人が、いや、3人が出した結論は
〝出発すること〟
posted by ファンタジー✡とど at 19:42| 2章 💙「マジカルスノー編」
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2014年06月28日
2章 Part25 ~快進! ごま三 速達便~
緑の縞猫「これなら、くじMに邪魔される心配はないかもしれない!」
ごま三「でもソリはどうします?」
しろねこ「私の勘をなめないで!」
ゲッキー「ここです! しろねこさんと話して・・・」
緑の縞猫「よし!」
ゲッキー「お気をつけて。怒られるかもしれませんが、博士やみんなには、出発したことを伝えておきます・・・」
ごま三「準備オーケーね! では・・・。」
ビュウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウ・・・・・・・・
しゅぎゃーーーーーーーーーーーーーーーん
それは、とても、速かった(笑)
ごま三「でもソリはどうします?」
しろねこ「私の勘をなめないで!」
ゲッキー「ここです! しろねこさんと話して・・・」
緑の縞猫「よし!」
ゲッキー「お気をつけて。怒られるかもしれませんが、博士やみんなには、出発したことを伝えておきます・・・」
ごま三「準備オーケーね! では・・・。」
ビュウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウ・・・・・・・・
しゅぎゃーーーーーーーーーーーーーーーん
それは、とても、速かった(笑)
posted by ファンタジー✡とど at 20:15| 2章 💙「マジカルスノー編」
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2014年06月29日
2章 Part26 ~順調に~
緑の縞猫「どんだけ出てるの?」
しろねこ「喋りにくいね(笑)」
ごま三「まだまだ先は長いですよ? でも、昨日の方法では、5日くらいかかったはずが、今なら、6時間くらいで着くと思います。かなり飛ばしているので、もう少し、ペースを落とすこともできますが、その必要もないでしょう。」
説明を省いたが、ソリの底面は、彼の魔法で、氷のコーティングを施してある。この気温なので、まず溶けない。
彼らが出発して、時が刻々と過ぎる。
彼らは順調に、目的地を目指していた。
しろねこ「喋りにくいね(笑)」
ごま三「まだまだ先は長いですよ? でも、昨日の方法では、5日くらいかかったはずが、今なら、6時間くらいで着くと思います。かなり飛ばしているので、もう少し、ペースを落とすこともできますが、その必要もないでしょう。」
説明を省いたが、ソリの底面は、彼の魔法で、氷のコーティングを施してある。この気温なので、まず溶けない。
彼らが出発して、時が刻々と過ぎる。
彼らは順調に、目的地を目指していた。
posted by ファンタジー✡とど at 20:32| 2章 💙「マジカルスノー編」
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2014年06月30日
2章 Part27 ~草花の復活と四大魔法!~
ブタねこ博士「分かっとるのかのぅ」
ユッキー「暖か草が、初めて、本格的に枯れるなんて・・・。」
ゲッキー「不覚でした。まさか、こんな大事なことを伝えそびれるなんて…。」
わたげ「というか、彼らがさっさと行っちゃったんだけどね。気付いた方が後というか・・・メェ」
ブタねこ博士「まるで、10年前の再来じゃ。なぜかあの時は、大惨事にならなかったが…。」
ユッキー「私たちがこの地に来たのは、もっと後なんです。」
ブタねこ博士「そりゃそうじゃろうのぅ。まだ橋もかかっておらなんだし・・・。」
ゲッキー「10年前とは??」
ブタねこ博士「そうじゃな。あれはまだ、わしが若かったころ。医療の研究をしたり、皆の図書館をつくるため奮闘しておったが、わしが手術に失敗したとかでの。周りから恨まれていた時期があったんじゃ。で、地下の研究施設に、まだ幼かったアカねこと、退避してのう。ちなみに彼は、捨て猫だったんじゃ。わしが拾うて・・・」
ユッキー「だから、その頃の外の様子はあまりわからなかった…」
ブタねこ博士「じゃがの。今のように、大雪で、愕然としたのを覚えておる。買い出しくらいには行ってたからの。」
ユッキー「そのときも、暖か草は枯れていた?」
ブタねこ博士「地震もひどかったんじゃ。だから、地下は脅威での。どうすれば安全に住めるか、まず、移り住む前に、科学を猛勉強したんじゃ。幸いにも、この手の先駆者はおったからのぅ。」
ゲッキー「ということは、揺れない草も・・・。」
わたげ「私のこの毛も、その時代の名残らしいですよ~」
ブタねこ博士「なるほどのぅ。身を守る用途なわけじゃな。」
ユッキー「でも、ここ最近まで、この地は、いい気候だった。」
ブタねこ博士「恐らくじゃが、魔法や精力といった話、果てには、超意識と呼ばれるものは、不思議とつながっておる。じゃから、何らかの作用が働いたものと見ておるが…」
ユッキー「だからといって、10年前のように、なにもしなくていい・・・ ということではないですよね。」
ブタねこ博士「そうじゃ! 当時は何もできなかった。だからこそ、枯れない草花の研究… をしようと思い立っての。これには、火…雷…風、そして、氷の魔法が必要。そして、心で念じるのじゃ。すてきな思い出、今、未来を。」
ゲッキー「火の魔法は、ボクが何としても使ってみせます!!」
ユッキー「暖か草が、初めて、本格的に枯れるなんて・・・。」
ゲッキー「不覚でした。まさか、こんな大事なことを伝えそびれるなんて…。」
わたげ「というか、彼らがさっさと行っちゃったんだけどね。気付いた方が後というか・・・メェ」
ブタねこ博士「まるで、10年前の再来じゃ。なぜかあの時は、大惨事にならなかったが…。」
ユッキー「私たちがこの地に来たのは、もっと後なんです。」
ブタねこ博士「そりゃそうじゃろうのぅ。まだ橋もかかっておらなんだし・・・。」
ゲッキー「10年前とは??」
ブタねこ博士「そうじゃな。あれはまだ、わしが若かったころ。医療の研究をしたり、皆の図書館をつくるため奮闘しておったが、わしが手術に失敗したとかでの。周りから恨まれていた時期があったんじゃ。で、地下の研究施設に、まだ幼かったアカねこと、退避してのう。ちなみに彼は、捨て猫だったんじゃ。わしが拾うて・・・」
ユッキー「だから、その頃の外の様子はあまりわからなかった…」
ブタねこ博士「じゃがの。今のように、大雪で、愕然としたのを覚えておる。買い出しくらいには行ってたからの。」
ユッキー「そのときも、暖か草は枯れていた?」
ブタねこ博士「地震もひどかったんじゃ。だから、地下は脅威での。どうすれば安全に住めるか、まず、移り住む前に、科学を猛勉強したんじゃ。幸いにも、この手の先駆者はおったからのぅ。」
ゲッキー「ということは、揺れない草も・・・。」
わたげ「私のこの毛も、その時代の名残らしいですよ~」
ブタねこ博士「なるほどのぅ。身を守る用途なわけじゃな。」
ユッキー「でも、ここ最近まで、この地は、いい気候だった。」
ブタねこ博士「恐らくじゃが、魔法や精力といった話、果てには、超意識と呼ばれるものは、不思議とつながっておる。じゃから、何らかの作用が働いたものと見ておるが…」
ユッキー「だからといって、10年前のように、なにもしなくていい・・・ ということではないですよね。」
ブタねこ博士「そうじゃ! 当時は何もできなかった。だからこそ、枯れない草花の研究… をしようと思い立っての。これには、火…雷…風、そして、氷の魔法が必要。そして、心で念じるのじゃ。すてきな思い出、今、未来を。」
ゲッキー「火の魔法は、ボクが何としても使ってみせます!!」
posted by ファンタジー✡とど at 19:45| 2章 💙「マジカルスノー編」
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2014年07月01日
2章 Part28 ~心が導くもの~
向日葵「この地に赴いて、2種の草を拝んだ後、あなたの許しを得て、持ち帰った学者たちが、枯れない研究をしてたガオ。すると、いくつかの魔法と、平和な心が、草花にしんぴの命をとどめる技法だとわかったガオ。」
ユッキー「この地で唯一の伝書鳩さんに、持ってきてもらったんだよね。」
向日葵「何となく、こうなる気が・・・ というか、気候がよく、平和なここが気にいって、レースの後、頼んどいたんだガオ。」
ブタねこ博士「それを、彼が届けてくれたというわけじゃ。こやつは、もう熟読したがお~ちゅーてのぅ」
向日葵「そんな口調で真似られても、困るガオ・・・」
ユッキー「ところで、草花の管理なんてしてたの?」
ブタねこ博士「あの一件以来、またいろいろあっての。団結するには長が必要… とかいうて、結局、わしが戦法を考えたんじゃ。図書館も役に立った」
ユッキー「で、勝利した。」
ブタねこ博士「あれ以来、草花を狙おうという輩自体がいなくなっての。この世界の居心地がよく、皆、故郷をそんな風にしたい、しあわせな気持ちがあふれた。それが、草花を保つ結果にもなったのじゃ。」
ユッキー「だからあなたは、案内役をされたのですね。」
ブタねこ博士「草花をもたらしたのは、そもそも我々ではなかった・・・。仮にそうだとしても、結局は、感謝の心、すなわち愛が、最後には正しい道を導くのじゃ・・・。」
わたげ「そうですね! いい話です。みなさん。暖かい、鮭のシチューができました。みんなで食べましょう。メェ!」
心が魔法を導くのか?
はたまた、草花を保つ技法は、うまくいくのか?
火、氷の魔法は、彼らに使えるのか?
ひとまず、緑の大陸は、雪に覆われたところで、話は、ハートのねこ♡たちに譲ることになる。
ブタねこ博士「そうそう。言い忘れとったが、草花の技法は、彼女たちに不死を与えるというよりは、生の循環を与える技法じゃぞ。正しくはの!」
ユッキー「この地で唯一の伝書鳩さんに、持ってきてもらったんだよね。」
向日葵「何となく、こうなる気が・・・ というか、気候がよく、平和なここが気にいって、レースの後、頼んどいたんだガオ。」
ブタねこ博士「それを、彼が届けてくれたというわけじゃ。こやつは、もう熟読したがお~ちゅーてのぅ」
向日葵「そんな口調で真似られても、困るガオ・・・」
ユッキー「ところで、草花の管理なんてしてたの?」
ブタねこ博士「あの一件以来、またいろいろあっての。団結するには長が必要… とかいうて、結局、わしが戦法を考えたんじゃ。図書館も役に立った」
ユッキー「で、勝利した。」
ブタねこ博士「あれ以来、草花を狙おうという輩自体がいなくなっての。この世界の居心地がよく、皆、故郷をそんな風にしたい、しあわせな気持ちがあふれた。それが、草花を保つ結果にもなったのじゃ。」
ユッキー「だからあなたは、案内役をされたのですね。」
ブタねこ博士「草花をもたらしたのは、そもそも我々ではなかった・・・。仮にそうだとしても、結局は、感謝の心、すなわち愛が、最後には正しい道を導くのじゃ・・・。」
わたげ「そうですね! いい話です。みなさん。暖かい、鮭のシチューができました。みんなで食べましょう。メェ!」
心が魔法を導くのか?
はたまた、草花を保つ技法は、うまくいくのか?
火、氷の魔法は、彼らに使えるのか?
ひとまず、緑の大陸は、雪に覆われたところで、話は、ハートのねこ♡たちに譲ることになる。
ブタねこ博士「そうそう。言い忘れとったが、草花の技法は、彼女たちに不死を与えるというよりは、生の循環を与える技法じゃぞ。正しくはの!」
posted by ファンタジー✡とど at 19:15| 2章 💙「マジカルスノー編」
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2014年07月02日
2章 Part29 ~ごま大陸 見える!~
一方、超高速で、ごま世界に向かう、ハートのねこ♡たち。
もう、大陸が見えていた。
ごま三「あとちょっとですよ。」
2人「寒っぶ( ;∀;)」
そりゃ、凍り付くわな。6時間も(笑)
緑の縞猫「それでも助かったよ! 途中から、さらに、極寒の気候域に突入して、一回止まって、氷のかまくら作ってもらえたんだからさ。」
しろねこ「おかげで、ちょっとくらくらするけど(笑)」
酸欠ね(・∀・)
もう、大陸が見えていた。
ごま三「あとちょっとですよ。」
2人「寒っぶ( ;∀;)」
そりゃ、凍り付くわな。6時間も(笑)
緑の縞猫「それでも助かったよ! 途中から、さらに、極寒の気候域に突入して、一回止まって、氷のかまくら作ってもらえたんだからさ。」
しろねこ「おかげで、ちょっとくらくらするけど(笑)」
酸欠ね(・∀・)
posted by ファンタジー✡とど at 20:00| 2章 💙「マジカルスノー編」
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2014年07月03日
2章 Part30 ~ごま王国 と あざらし王国~
ソリから降りた2人。ここは、正真正銘の、ごま世界。
ごま三「ごま世界には2つの大陸、それに準ずる、2つの王国があります。」
しろねこ「ごま王国とあざらし王国だよね。」
緑の縞猫「そういえば、ざららんは、あざらし王国に帰ったんだよね。」
ごま三「そう聞いてます。」
緑の縞猫「2つの世界は特に戦争とかしてないよね?」
ごま三「はい。平和なもんです。そもそも、ごま王国のとど族は男、あざらし王国のあざらし族は、女が多いんです!」
しろねこ「2つに分けるのは名残?」
ごま三「もはや。」
緑の縞猫「州みたいなものだよね。」
しろねこ「ごま州、あざらし州・・・」
2人は、ごま三のそりに乗り、さらに、大陸を南下していた。
緑の縞猫「襲われた集落、というか、キミの故郷は、どの辺りにあるの?」
ごま三「ごま王国の真ん中あたりです。王国と言っても、緑の王国と同じように、形式的に王国なだけで、実際は、小さい村集落からなる王国があるだけ。そこがボクの故郷です。図書館もそこにあります。」
しろねこ「あざらし王国は?」
ごま三「さらに南です。北側が故郷で、2つの族は、基本、氷の大地の周りで、陸、海問わず、気ままに暮らしているのです。」
しろねこ「でも今は…。」
ごま三「本来、友達であるはずの氷の力が、なぜ、あのような怪物に姿を変えてしまったのか。」
緑の縞猫「分からないよね…。」
ごま三「見ての通り、ここは、見渡すばかり、氷の大地です。私たち以外、訪れる者もいなかった・・・。」
しろねこ「そういえば、緑の大陸も、雪の世界になっちゃったんだよね?」
ごま三「まさか・・・ これは・・・」
ごま三「ごま世界には2つの大陸、それに準ずる、2つの王国があります。」
しろねこ「ごま王国とあざらし王国だよね。」
緑の縞猫「そういえば、ざららんは、あざらし王国に帰ったんだよね。」
ごま三「そう聞いてます。」
緑の縞猫「2つの世界は特に戦争とかしてないよね?」
ごま三「はい。平和なもんです。そもそも、ごま王国のとど族は男、あざらし王国のあざらし族は、女が多いんです!」
しろねこ「2つに分けるのは名残?」
ごま三「もはや。」
緑の縞猫「州みたいなものだよね。」
しろねこ「ごま州、あざらし州・・・」
2人は、ごま三のそりに乗り、さらに、大陸を南下していた。
緑の縞猫「襲われた集落、というか、キミの故郷は、どの辺りにあるの?」
ごま三「ごま王国の真ん中あたりです。王国と言っても、緑の王国と同じように、形式的に王国なだけで、実際は、小さい村集落からなる王国があるだけ。そこがボクの故郷です。図書館もそこにあります。」
しろねこ「あざらし王国は?」
ごま三「さらに南です。北側が故郷で、2つの族は、基本、氷の大地の周りで、陸、海問わず、気ままに暮らしているのです。」
しろねこ「でも今は…。」
ごま三「本来、友達であるはずの氷の力が、なぜ、あのような怪物に姿を変えてしまったのか。」
緑の縞猫「分からないよね…。」
ごま三「見ての通り、ここは、見渡すばかり、氷の大地です。私たち以外、訪れる者もいなかった・・・。」
しろねこ「そういえば、緑の大陸も、雪の世界になっちゃったんだよね?」
ごま三「まさか・・・ これは・・・」
posted by ファンタジー✡とど at 18:32| 2章 💙「マジカルスノー編」
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