2014年06月14日

2章 Part11 ~ついにきゃつが?!~

この頃、緑の大陸沿岸では、何者かが、浜辺の集落を襲っていた。

緑の縞猫「というわけだから、海を渡って、自力で行って来ます。」

ごま三「しかし、海を渡るのに不可欠な船は、設計図と職人がいなければ、そうそう簡単には…。」

ブタねこ博士「技術とは不思議じゃ。現在、意外にいろいろなものが、これによって作られておるが、それでも、ある程度の専門性がないと、出来るもんもできん…。」

しろねこ「ごま世界には、船をつくる技術があったのね?」

ごま三「そういえば思い出したのですが、この技術も、夢の異世界から、誰かが持ち帰ったらしいですよ。しかも、その当時、唯一の船は、この大陸のどこかにあるのだとか・・・」

緑の縞猫「探そう!!」

ブタねこ博士「ってものう・・・。時間もないし、良いのか? 根拠薄じゃぞ?」

しろねこ「あったら便利だろうけどね。」

✡「大変だ――――! 化け物が攻めてきた――――!」

ブタねこ博士「何じゃと?」

*「今、ゲッキーさんがおひとりで… ほかの住民は戦ったものもいましたが、歯が立たず・・・」

ブタねこ博士「無事なのか?」

✡「はい。しかし、海からの敵襲なので、リーチが・・・ 石の鉄砲など用意しているわけではないので。」

ブタねこ博士「相手もとどかんのんと違うか?」
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2014年06月15日

2章 Part12 ~謎の攻撃 〝しおふき〟~

*「いえそれが・・・ しおふき などという奇妙な技を使い・・・ それはまるで、そう、例えるなら水鉄砲…。」

緑の縞猫「よし行こう。」

しろねこ「では案内してください!」

✡「はい。」

ブタねこ博士「お前は、ここに残うて、詳しい話を聞かせてくれ。」

*「はい。」

緑の縞猫「で、どんな大きさ?」

案内役「かなり大きかった…。大きかったです。」

しろねこ「まぁ、小動物が多いこの大陸だから…。ゲッキー君より大きいのは間違いなさそうね・・・」

2人と案内人は、すぐさま、海岸へ向かって、走った。

緑の縞猫「もう少し速度を上げたい。しろねこ? この人と後で追ってきてくれ!」

しろねこ「分かったわ。場所は、南南東の海岸ね?」

緑の縞猫「南南東と言えば、かがやきの港・・・ か。」

まだ、船がいないのに、港って言ってるけど(笑)

緑の縞猫「はっ!」

彼の体から、精力があふれ出てくる。それは、少し黄色に近い、光を帯びた何かに見える。前は、赤色だったよね。

しろねこ「たぶん、きまぐれなんだよ。この現象。」
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2014年06月16日

2章 Part13 ~わ~いはゆっかいーな♪~

☆「ケケケケケ。わ~いはゆっかいーなくーじえむぅ~~ぅ~♪ お、初登場やのに、歌歌ってもーたわ。ワイルドに決めんなあかんねんけど。わい。お、そういや読者諸君に言うたるけど、この小説が始まる前に、冒険があったらしいけど、わい、それも含めて、これが初登場やからな。」

どうでもいい(笑) うーむ。まぁ、サービス旺盛なのは認めるか・・・。

緑の縞猫「みつけたぞ。おまえか!」

くじら?

くじM「わいの名前はくじエムっちゅうねん! 今お前、くじら? って思たやろ! あまいわ。わいは、凶悪なモンスター。この魔法とか怪物ブームの現代に、ドガッと出てきてやっとるっちゅうのに…。なーーんや、そのリアクションは――。」

緑の縞猫「個性的だとは思う。」

くじM「わいって、サービス精神旺盛やろ??」

まぁ、本当は、特性って言いたいけど。要は、強烈ってこと。

くじM「くっくっく。また、わいの美しいしおふき芸術で、ノックアウトさせられる愚か者が、もう見えるようやんけ(?_?)」

緑の縞猫「へんねこみたいだ… ということは否定しない。」
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2014年06月17日

2章 Part14 ~くじM vs 緑の縞猫 戦闘開始!~

ムクッ・・・

ゲッキー「ハートのねこ♡・・・。こいつ、強力な鉄砲をつかうよ…。」

くじM「もう、外野は黙っとれ。この変なねこと、わい、決闘するわ。」

緑の縞猫「へんだって? これでも王様さ!」

くじM「くくくくく。マジか? そんじゃぁ、わいは今から王様になれるやないけ。そうや、海の神、ぽせいなんちゃらに 今からなることにするわ。わい。」

このくじらは、一定の距離をあけて、沿岸部に ぷかぷか浮いている。射的範囲を広げているのだ!!

くじM (なるほど・・・ これが最近この大陸で聞く変な噂、王様なんかがあらわれかえったぞ! っていう、身もふたもないのの しょーたいってわけか。なるほどくじ~♪)

誰がそのうわさ流したの?

緑の縞猫「そろそろかかってきてもらおうか!」

ハートのねこ♡の目つきが変わる。標的だけを見る。

ゲッキー「あいつのしおふきを見切るんだ・・・」

くじM「ボロボロでほざくな! わいのをよけられるわけないやんけ。それは、くらったお前が一番ようわかっとるやろーくじ。」

ゲッキー「そんなことはないさ。彼は・・・ 強いよ。」

くじM「ったく。このかがやきなんて異名を持つビーチを、わい色に染めて、くじMさまのサマービーチ(なんつって・・・)にして、愚民どもから、グワングワンいやいや、ぴゅーぴゅー金を巻き上げる、まさに拝金主義な夢のリゾートをつくる・・・ この気まぐれな計画を渋滞させる反対因子どもは、わいが海の藻屑にしてやるけんね。」

純粋な関西弁喋ろうよ(笑)
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2014年06月18日

2章 Part15 ~激闘! 連続しおふきの脅威~

緑の縞猫 (今までの経験からすると、こいつは、町を自分の技で 遠距離から破壊して楽しんでいる。一体、こいつの故郷はどこで、なぜこんなことをするようになったのか…。)

くじM (くっくっく。などと考えとる頃やろうけど、甘いわ。わいは、ずっとこうやっちゅ-ねん。)

くじMの体が光りだす!

ゲッキー「あぶなーーい!!」

ぴゅーーーーーーーー!!!

シュッ…。

くじM「!?」

(よけた!? そんなばかな。)

緑の縞猫「そりゃ、光りだしたら、誰だって警戒するっしょ。」

くじM「じゃー、光らへんわー!」

しゅしゅしゅしゅしゅしゅしゅしゅ・・・・・・・・・

連打連打連打連打連打連打連打連打!!!!!!!!

緑の縞猫「・・・・・・・・・・・」

(こうも、自在に、精力を…。)

くじM「わい欲求不満やねん。わいの魂は、夢のリゾートに向かっと―けんのぉ」

(甘いわ。わい、気付いてもーてん。精力などっちゅう概念にとらわれんでも、普段泳ぐように技出せることをな。光るなんて邪道。作者が少年漫画を意識しすぎて作ったご都合主義。いうなれば、わいは登場人物であって登場人物でない! 物語すら超越した存在! この物語のルールとして埋め込まれた無意識を、わい色に書き換えたるやんけ――――!!)

とど「・・・・・・あーそう(^^」
posted by ファンタジー✡とど at 20:46| 2章 💙「マジカルスノー編」 | 更新情報をチェックする

2014年06月19日

2章 Part16 ~切れる水! 業師 くじM ~

ハートのねこ♡は、傷を負っていた。意外に、威力があった。

皆さんは、ウォーターカッターを知っているだろうか?

水の噴射の勢いで、何でも切ってしまう、科学技術の結晶である。

彼は、なんと、それを使いこなし!!! … てるとは言わないまでも、ただの水遊びではないと思わせる並の切迫を、彼に与えたことは、確かなのだ。

緑の縞猫 (要は、もっと自然体で、概念にとらわれず、技を使えってことだな…。)

くじM (なんで伝わっとーーねん!)

↑あんたもだ(笑)


[次回はコミック付き!!お楽しみに(≧▽≦)♪]
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2014年06月20日

2章 Part17 ~きまるか!? 状況一転の1撃~

ハートのねこ♡、跳んだ!!

くじM「あほぬかせ! 格闘は、先読みの勝負! 跳んだら、海に落ちるにきまっとるやろ。」

緑の縞猫「1撃入れられたら十分だ。」

くじM (すごい跳躍。落下の勢いを利用して、蹴り入れる気か?)

しろねこ「ちがうわよ!!!!!!!!」

ずごーーーーーーーーーーーーん!!

くじM吹っ飛んだ。

くじM「ま、まさか、伏兵がおったとは、不覚・・・ ぶくぶく・・・」

そう! 皆さんはお分かりだろう。

彼らは旅で、並外れた脚力を持つ。それはリバーラインレースで証明済み。

しろねこは、ハートのねこ♡が なんとなくこういう戦いをしていることを 直観していた。

で、猛スピードで突進したのだ。

むろん、たまった精力をうまく使うことで、ミサイルのごとき1撃が、くじMに炸裂!!

語るに落ちるとはこのことか(笑)

これに懲りたら長話はやめようね(^^♪


P1000086 (2).JPG

2014年6月中旬に限定制作。へんねこもこんな目です(笑)

posted by ファンタジー✡とど at 20:02| Comment(0) | 2章 💙「マジカルスノー編」 | 更新情報をチェックする

2014年06月21日

2章 Part18 ~名医博士と 満身創痍の2人~

しろねこ「ちょっと… あなた! 傷だらけじゃない!!」

緑の縞猫「すまない・・・。見くびってた。」

ゲッキー「いや、それほどでもないですよ。ハートのねこ♡さんは、あれだけのラッシュ技にもかかわらず、善戦してました。神業です!」

ブタねこ博士「おーーい!」

一同「え?」

向日葵「おいらが乗せてきたガオ―。」

ブタねこ博士「心配での。まぁ、そう言うなって…。」

向日葵「2人とも、上がってきてください。傷の手当てをします。ガオ。」

ブタねこ博士「わしが、名医って知っとるじゃろが!」

2人「あ(・∀・) お手数おかけします。」
posted by ファンタジー✡とど at 19:55| 2章 💙「マジカルスノー編」 | 更新情報をチェックする

2014年06月22日

2章 Part19 ~前途多難な旅立ち~

ブタねこ博士「と言っても不吉じゃのー。これから出発ってときに、なんかもーおぬしら、これから先、大丈夫なのか?」

緑の縞猫「きままに、自由を旅したいって気持ち、博士ならわかってくれるでしょ?」

ブタねこ博士「確かにのう。わしも若い頃、いや今もか…(笑) やりたいようにやっとるな。」

向日葵「それで今の王政もあるのです、ガオ。」

ゲッキー「この時代、まだまだ何が起こっているのかわかりませんし、彼らの意欲に掛けてみるのは、至極当然なのではないですか?」

ブタねこ博士「確かに、あまたの歴史上、こうやって、勇敢に探究した冒険者こそが、新しい時代、より良き未来を導いてきた、呼び寄せてきた、と言えるしの。」

緑の縞猫「行こう! ごま世界へ!! 行ってみなければわからないよ!」

かくして、彼らは、ごま世界に、怪物を倒し、魔法との因果関係を調べるため、旅立つことを決意する。

初めての海外、初めての諸外国ということになるのだ。

くじM「くーーー! これで終わったと思ったら大間違いや。しつこくこいつらの後を付けて、今度は、海の星屑にして、人魚さんに〝まぁ、きれい(^^♪〟って言わせたるやんけ!」

くーじっくじ~♪ ぷかぷか・・・      (水平線。)
posted by ファンタジー✡とど at 19:22| 2章 💙「マジカルスノー編」 | 更新情報をチェックする

2014年06月23日

2章 Part20 ~平和の拠点~

あなたは、ねこが好きだろうか?

彼らは、4本足で立っている。

でも、頑張ったら、2本足で立てるのではないだろうか?

緑の縞猫「って言ってもね! 2足歩行できないことはないけど、精力を自然に使うには、やっぱり、通常歩行じゃないとだめだよ。」

しろねこ「手袋8つも用意するの手間だし♪」

ごま三「靴履かないしね。」

くじMとの戦闘から、翌日の午前。

いわゆる宮殿から、南方の砂浜、かがやきのビーチへ。

緑の縞猫「さすがにねー。この方法しかないからねー。」

ごま三「私がレースで魔法を使えなかったのは、泳ぐ方が得意だったからです。」

しろねこ「どう考えても、ごま三のソリに乗って、ごま王国に行くしかないからね。」

ブタねこ博士「そんな無茶な・・・」

緑の縞猫「くじMに沈められないように気を付けなきゃ。」

しろねこ「やっぱり、出るのかなぁ・・・」

向日葵「へんねこが出ても、おんれたちに任せるガオ―」

わたげ「偵察なら任せてください」

緑の縞猫「大丈夫さ。あいつは、王政とかに興味ない。」

ブタねこ博士「その王も今からおらんようになるがの。」

しろねこ「興味なくても、襲いたがるでしょ。」

ゲッキー「だ… 大丈夫です! ボク、強くなるために、あいつと奮闘します。目標できました。」

緑の縞猫「しろねこ。大丈夫さ。あのレースでわかった。もう、この緑の大陸は、この大地は、僕たちだけの平和じゃない。みんなが往来する、楽しいにぎやかな、平和の拠点になったんだ。」

ブタねこ博士「多くの戦力も得たしのぉ。」
posted by ファンタジー✡とど at 21:03| 2章 💙「マジカルスノー編」 | 更新情報をチェックする