そう。僕らは、妙な… というか、希少な関係にあった。
ふしぎな木「うらやましいです。私も生命に生まれたかった…。おっと愚痴失礼。そうですよね。ある種、私は、あなたたち無しでいられる存在でないのですから。」
カモメの郵便屋さん「僕の大好物は、スウィートなサツマイモのパイだ。もりのくまさんがそういう店を開くって聞いて、いてもたってもいられなくって、夢のこの世界を、飛び回れたらどんなにすてきか…って。」
ゆめの、せかい?
名もなき猫「そう。そうだったね。僕らって、夢を見てるのかもしれない。」
ふしぎな木「とは言え、あなたたちは、夢を見ているだけではありません。夢とは、生きる力。あなたたちのその力、そのエネルギーが支えている、今、この世界は、紛れもないあなたたちの世界なのですよ!」
2014年12月10日
3章 Part53 ~スウィートな香りを~
posted by ファンタジー✡とど at 16:35| 3章 💛「夢の世界編」
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