2022年04月01日

[✱]章 Part316 ~パパ✧(・∀・)いずこ?~

ミルキィ「リルのパパは、どこにいるのかな?」

緑の♡猫〔*〕「樹の上に、誰かお昼寝してるね。」

しろねこ〔*〕「それにしても、大きな木だなぁ。」


ミルキィ「おーーーーーーーーーーーーーい!!」


うわっ!!


ばさっ!・・・どーーーーーん(>_<)!!


レッドリ「パパ\(◎o◎)/?」


リルのパパ「うぉう!リル!!おひさ~(・∀・)」



緑の♡猫〔*〕「以外と…軽い('ω')」

ミルキィ「自分の声で、思いっきり、落ちてきましたね。」


リルのパパ「リルちゃん。パパはね。世界の樹(き)に登って、探検していたんだよ。 おひるねしながら、まほうみちに入って、遊んでいたんだ。」

緑の♡猫〔*〕・しろねこ〔*〕「・・・・(・∀・)」
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2022年04月02日

[✱]章 Part317 ~みんな知り合い ♢ ~

ミルキィ「リルとパパは、よく、こうやって、夢の中で、まほうみちごっこをやって、遊んだらしいよ。」

緑の♡猫〔*〕「どんな 親子だ Σ(゚Д゚)」

リルのパパ「エルフはね。ちょっとだけ、この地より、精妙な場所で 暮らしているんだよ。 技術が進歩してきた時代から、僕らの悪しき たくらみも大きくなって、この樹の下、エルフの住まう処へ通ずる道へ、皆、辿り方を忘れていたみたいなんだ。パパは ここのエルフと みんな知り合いだから、安心してね。 エルフは、みんな、この樹を通じて、故郷に帰ることができるんだって。 でも、この世界へ来れるエルフは、僕たちに近い姿になれる、一握りのエルフだけなんだって。」

しろねこ〔*〕「結構、信じられないこと体験してるんだね、このパパも。」
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2022年04月03日

[✱]章 Part318 ~世界樹のたもと~

リルのパパ「さて、リル(・∀・) まほうみちに入る修行は、きっちり修めてきたようだね。では 皆で行こう。」

パパは、目を閉じて、世界に愛を込めました。

世界は やさしくまどろんで、ふわふわゆらゆらし、世界の樹(き)は 輝き、周りの空気が回り、気流が 輝き、激しく流れ、小さな雲の複雑な流れが、だんだんと、白く、静かに落ち着いてくると、みんなは、エルフが住まう、世界樹のたもとに、居ました。

―――――――――――

緑の♡猫〔*〕「すごいね。パパ!」

しろねこ〔*〕「パパさん、サイコ~(≧▽≦)」


ミルキィ「というか 異世界への扉を開くスノーにばかり 気を取られてて、この人の存在を、把握してなかったです。」
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2022年04月04日

[✱]章 Part319 ~暮らしのひだまり✧~

やわらかに霧がかった森の中、少し かわいらしい 背丈の木が、四方八方に見え、世界の樹(き)の周りだけ、緑の平地のフィールドで、ぐるっとした形です。

そこに いくつか 民家が建ち、焼き立てパンの いい匂いと、煙突からは、緩やかに煙が立ち、中央部には、雄大にそびえ、わずかに透き通った、世界の樹(き)が、ありました。


緑の♡猫〔*〕「さっき見た樹より、倍くらい大きく見えるし、てっぺんは ちょっと霧で見えない。 透き通ってる感じがするから、しんぴの実体感があるね。」

リルのパパ「まほうみちに入るとね。もうちょっと 大きな、夢の木に登れるんだよ! 世界の樹(き)の幹の まほうみちだよ。」

レッドリ「パパはね、おひるねをして、身体をこの世界に残す方法で、まほうみちに入るのが 趣味なんだ。」
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2022年04月05日

[✱]章 Part320 ~うまぁーい(≧◇≦)💝~

西の国のエルフ✧「こんにちは リルのパパさん。 リル!初めまして。僕とは 夢で何度も 会ってるんだよ。 よく パパに連れられて、お昼寝どきに、ここに来ていたね。 エルフの焼き立て塩パン、大好きだったね。」

レッドリ「そうだそうだ。 夢なのに、おなかが いっぱいになってて、ふしぎだなーって、幼い頃に 思っていたんだ。 夢じゃなかったのか\(◎o◎)/www」


しろねこ〔*〕「夢じゃなかったのか(・∀・)」



西の国のエルフ✧「みなさん、今、バターたっぷりの、焼き立て塩パンが できますよ。 たくさんどうぞ!」


山のように、おいしそうな、エルフのパンが、きらきらしながら、積みあがっています。


リルのパパ「このパン 僕らにとっては 僅かに夢だから、その分 量が増えてたり きらきらしてるんだよ(・∀・)」

緑の♡猫〔*〕「うまぁーーーーーい(≧◇≦)」ccc
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2022年04月06日

[✱]章 Part321 ~静かなる運命~

西の国のエルフ⁂「私たちは、あなたをずーっと待っていたのよ、リル! あなたが、聖なるドラゴンを救って、この地に戻ってきてくれる日を。 あなたには、いくつかのタイプの、違った運命が 微笑みかけていたの。 聖なるドラゴンを救うという使命も そのひとつ。 あなた自らが ハーティー💛たちとともに、その未来を選んだのね。 そして ここへ来てくれた。 ハーティー💛!ホワイト! あなたたちが ここに来てくれたのも、聖なるドラゴンのお導きでしょう。 」

西の国のエルフ✧「みなさんには、僕たちが知る、今の世界のすべてを、お話します。」


リルのパパ「よろしく!」

ミルキィ「よろしくです(・∀・)」


数人のエルフが集まり、静かに微笑みながら、世界の樹(き)とともに、その語りが始まるのを 心待ちにしているようでした。


そして、お話が始まります。
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2022年04月07日

[✱]章 Part322 ~エルフの〝まほうみち〟~

西の国のエルフ✧「かつて 世界は、今ほどは 充満しては いなかったのです。 僕たちの故郷は、あなたたちの世界地図で言うと、それより狭い場所に位置しました。 あるエルフが 僕らの世界の外側に 興味を持ちました。ずっと昔の出来事です。」

西の国のエルフ⁂「私たちの祖先は 別の世界への扉を探し、自分たちの性質に合った世界へ行く鍵を、つまり、まほうみちを、つくることに成功した者たちが誕生しました。 そして、いくつかの異世界へと、それぞれ、旅立っていったのです。」

リルのパパ「エルフの国には、聖なる黒きドラゴンの伝説が 語られているんだ。そして、そのドラゴンも、より光の中で だとしても、僕らと同じように、まほうみちのように、世界間を移動していた と思われるんだ。」

緑の♡猫〔*〕「僕らの世界に、環境草花が根付いたのって、元をたどれば、色々な 出来事、異世界の 人々の おかげ だったのかもしれないね。」
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2022年04月08日

[✱]章 Part323 ~そうなの(・∀・)!!?~

西の国のエルフ✧「僕たちのタイプの祖先は、より広い世界に、冒険に出ることを 望んだのです。 そして、緑の世界、この、大地と樹とまほう雪の、すばらしい世界に 足を踏み入れたのです。」

西の国のエルフ⁂「当時の緑の世界全体、この地も含めた 世界のエリアは、エルフの世界に比べて、夢の力を発揮するだけのインフラが、整いにくい環境にあると 思えました。そして、私たちの祖先は、ここに 世界の樹(き)を 植えたのです。」

しろねこ〔*〕「そうなの(・∀・)!!?」


リルのパパ「うん。だから、この地が聖地だっていうのは、本当なんだ。」
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2022年04月09日

[✱]章 Part324 ~聖なるドラゴンと世界の樹(き)~

西の国のエルフ✧「この地には、聖なるドラゴンが 舞い降りたのだと 先祖の日記には 記されています。黒き英雄のドラゴンとともに、世界樹の種を エルフの先祖たちは ここに植えたのだと言います。 実際にドラゴンが 舞い降りたかどうか、その証拠は 持ち合わせませんが。」

レッドリ「でもね。確か 私が読んだ本の中には ドラゴンは聖なる存在で、絵本にも出てくる 世界の樹(き)は ものすごく精妙な世界で、その種を 生むんだって。 聖なる ドラゴンが、ここに、その種を運んでくれる道を 開いてくれたのかもしれない。」

しろねこ〔*〕「なるほどね。 この樹は、ずーっと長い間、私たちの世界を、見守り、こころを支えてくれたのね。
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2022年04月10日

[✱]章 Part325 ~西の国の大樹から!~

すばらしき、西の国の 世界の樹(き)の エルフたち。

その中で、高らかにそびえる、輝く世界樹。


ハートのねこ♡たちは、いまだ 語られなかった お話を 聞きながら、新たな真実に、足を踏み入れます。

そして この冒険は、ミルキィの故郷、西の国のウエストサイドまで、続いていくのです。


英雄ドラゴンが 産み落としたとも いわれる、西の国の 聖なる世界樹。


一般的には、少し立派に見えるだけの木も、夢に入れるリルたち から見れば、正真正銘の 世界の樹(き) なのです。

この樹の助けもあって、緑の大陸に、より精妙な天空樹が 誕生するのは、そう先のことでは ないのです。


ハートのねこ♡〔*〕の大冒険☆彡 【エピソード】
「レリッドフォークとエルフの樹(き)」 《完》

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