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エンライト「大魔王! お初に。 今、あなたを直感しました。 私たちは、近いうちに、あなたに到達するでしょう。 どんな手段も聞きません。 さあ、逃げなさい。 最後の、その運命まで。 わたしたちは、そこで、すべてを、叶えます。」
大魔王アマプティニヌス「ぐぬぬぬぬ・・・。 貴様ぁ――――・・・。 いたのか…。 白きドラゴン。 うぬのからだとこころ、すべてを食い尽くし乗っ取り、気付かぬうちに 我のすべてを壊してくれたうぬらに、強大な復讐をしてやろう。 そうだ。 ちょうど、何もかもが無意味な、誰も太刀打ちできぬ、すべてを踏みつける 巨大な力で。」
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一瞬の、光と闇の閃光に、意識できるか否や、現実が夢に、夢が幻に、まぼろしが記憶の彼方へと、走っていきました。
2020年06月01日
9章 Part22 ~すべてを踏みつける巨大な力で~
posted by ファンタジー✡とど at 16:00| 9章 💜「魔の世界✦編」
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2020年06月02日
9章 Part23 ~不利な状態~
エンライト「ここは・・・。 そう、きっと・・・。」
緑の♡猫「どこだろう? 今まで、来たことがない、空は黒く、少しだけ赤い。 草木は、黒がかっているけど、緑も見える。 風は、少し、土の底の、じめった匂い、強めに吹いてる。 そして、気温は、割と肌寒いけど、動くと、ちょうどいい感じ。」
しろねこ「それより・・・。山だわ。 辺り一面、遠くに見えるけど、たぶん、あたり一面、茶色い山で囲まれてる。 この山を登るのは、至難ね。この先に、何があるのか、海のようなものが あるのかも、分からない。」
レア「精妙さを 感じることができない。私たちは、ここが何なのか、自分がどうやって生を保っていたのかが… 全く機能しなくなった。」
大賢人「精力技や、まほう、つまり、空を飛んだりする力も、全員、使えないということなのか…。 とにかく・・・、精妙さに 超重力が掛かっているような、この、不利な状態に、極力、慣れることが、必要なわけだ。」
緑の♡猫「どこだろう? 今まで、来たことがない、空は黒く、少しだけ赤い。 草木は、黒がかっているけど、緑も見える。 風は、少し、土の底の、じめった匂い、強めに吹いてる。 そして、気温は、割と肌寒いけど、動くと、ちょうどいい感じ。」
しろねこ「それより・・・。山だわ。 辺り一面、遠くに見えるけど、たぶん、あたり一面、茶色い山で囲まれてる。 この山を登るのは、至難ね。この先に、何があるのか、海のようなものが あるのかも、分からない。」
レア「精妙さを 感じることができない。私たちは、ここが何なのか、自分がどうやって生を保っていたのかが… 全く機能しなくなった。」
大賢人「精力技や、まほう、つまり、空を飛んだりする力も、全員、使えないということなのか…。 とにかく・・・、精妙さに 超重力が掛かっているような、この、不利な状態に、極力、慣れることが、必要なわけだ。」
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2020年06月03日
9章 Part24 ~すべて無下として~
エンライト「私の身体が、完全にドラゴン・フォームへ戻りました。 やはり、ここでは、複雑な技法を使うことが、出来かねます。 もう、ここが まほうみち であるのか、それすら すべて無碍として、大魔王が一瞬で 私たちを閉じこめてしまったのかは、わかりません。」
ポセイ統領「言えることは、わしたちが、確かに 大魔王を追いつめる一手を講じ、その結果、奴は、手を引き始めた。 そうとも取れるが、その場合、わしたちを さらなる闇へと、自分のホームへと、引きずり込もうとするのが、今の現状ということかもしれない。」
緑の♡猫「ドラゴンは、大地を貫通して、闇の世界にまで 行くことはできなかった。 今、それが、力を減少させても できるということは、少なからず、まほうみちであるかによらず、大魔王が弱っているという可能性は、つかめるよ。」
ポセイ統領「言えることは、わしたちが、確かに 大魔王を追いつめる一手を講じ、その結果、奴は、手を引き始めた。 そうとも取れるが、その場合、わしたちを さらなる闇へと、自分のホームへと、引きずり込もうとするのが、今の現状ということかもしれない。」
緑の♡猫「ドラゴンは、大地を貫通して、闇の世界にまで 行くことはできなかった。 今、それが、力を減少させても できるということは、少なからず、まほうみちであるかによらず、大魔王が弱っているという可能性は、つかめるよ。」
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2020年06月04日
9章 Part25 ~大魔王は何をするの?~
しろねこ「歩こう。 もし、大魔王が、弱っていると 楽観的に 見るとして、このまま ほおっておいたら、大魔王は、何をするの? 何もできない? それとも、何か、自分を復回させるような、最悪の一手を喫していくの?」
大賢人「うーむ。 私たちの実感では、このまま、ゆっくりと 時を過ごしても、大丈夫なのか。 大魔王は、きっと、私たちを ひきづり込もうとしている。 それをするのに、手順がいるとすれば、空のまほうみちと 緑の大陸のまほうみちから、魔の石像2つを 大破砕したのだから、私たちに直接 呪いを ふりかけるような 対象としての手続きに 切り替えざるを 得ないに違いない。 ということは・・・。」
レア「待っていても、大魔王は、必死になって、あの手 この手を 使ってくるというわけだな。 私たちは、その悪意に気付けばよい。 こちらが焦って隙を見せると大魔王は考える。 しかし。 私は、皇帝。 ちょっとやそっと、心身が鈍られても、動揺せぬぞ。」
大賢人「うーむ。 私たちの実感では、このまま、ゆっくりと 時を過ごしても、大丈夫なのか。 大魔王は、きっと、私たちを ひきづり込もうとしている。 それをするのに、手順がいるとすれば、空のまほうみちと 緑の大陸のまほうみちから、魔の石像2つを 大破砕したのだから、私たちに直接 呪いを ふりかけるような 対象としての手続きに 切り替えざるを 得ないに違いない。 ということは・・・。」
レア「待っていても、大魔王は、必死になって、あの手 この手を 使ってくるというわけだな。 私たちは、その悪意に気付けばよい。 こちらが焦って隙を見せると大魔王は考える。 しかし。 私は、皇帝。 ちょっとやそっと、心身が鈍られても、動揺せぬぞ。」
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2020年06月05日
9章 Part26 ~レアっ♪ペアっッ☆彡~
緑の♡猫「待っていよう。 何か、あるはずだ。 何も 分からないけれど、僕たちは、まず、魔の異世界というところが、どういうところかすら、分かっていないんだ。 ドラゴンですら、僕ら以上に、このことに疎い来訪客。 皆、その存在を 印象していたとしても、よく直截すると、一度たりとも、体験したことの無いフェーズなんだよ!」
しろねこ「わたしたちの! 最初の大冒険だね!!」
レア「気に行ったぞ! 私は、仲睦まじきペアが、大好きなのだ! 活気を貰う。 そうだな。 これは、冒険だ! そうだ。かつての私の、英雄の旅の栄光の日々を思い出す。 良いだろう。 この生まれ変わりの皇帝。 どこまでも、付き合おう。」
緑の♡猫「へへぇーーー(≧▽≦) ペアって言われちゃったぁ――(*´▽`*)♡」
しろねこ「わたしたちの! 最初の大冒険だね!!」
レア「気に行ったぞ! 私は、仲睦まじきペアが、大好きなのだ! 活気を貰う。 そうだな。 これは、冒険だ! そうだ。かつての私の、英雄の旅の栄光の日々を思い出す。 良いだろう。 この生まれ変わりの皇帝。 どこまでも、付き合おう。」
緑の♡猫「へへぇーーー(≧▽≦) ペアって言われちゃったぁ――(*´▽`*)♡」
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2020年06月06日
9章 Part27 ~マの歴説✦~
大賢人「さて。 どうやら、地形から見るに、あの山の裂け目に、道がありそうだ。 私の勘だが、この地には、地上のような 生命的な形が 法則化しきっているかは さておいて、きっと、何者かが住んでいる。 大昔から、緑と雪の大陸は、今でこそ そう呼ばれている 間(ま)の異世界に当たる大陸と、まほうみちによってつながっていた、そういう定説があったのだよ。」
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2020年06月07日
9章 Part28 ~マープィとスノー✧~
エンライト「マープィは、今より800年前、空鏡のまほうみちから、私の光を探し、願いとして救い、新たな命として、私が生まれたのです。 その後、彼は、地上に降り立ちました。 元の故郷に帰るまで、彼、マープィは、マジカルスノーと緑の大陸を 生きたのです。 その頃、スノーでは、異世界との交流に 力を入れていて、信じないものが多い中で、マープィは、人脈を広げ、文字の解読も おろそかにせず、夢を見、仕事をし、研究熱心に発見を重ね、演説行動し、そう、夢の世界と、そして、そこと関係があると思えた、当時で言う 地の下の夢世界は、ある意味で、マープィの代が、基準となったのでしょう。」
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2020年06月08日
9章 Part29 ~冒険史のレアちゃん❉~
レア「賢者マープィよ。 お前の姿は、2足歩行の、サルの進化形と思える姿、エルフ族とも似ており、〝人=ヒト〟という種族だろう。 その言葉が、どこのものかは さておいてな。 ヒトは、よく熟考し、細やかな社会を つくると聞く。 時に 機械いじりが好きな種族だ。 細やかに法律を決めて、取り締まる者も多い社会だ。 お前の故郷は、そんな風なのではあるまいか?」
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2020年06月09日
9章 Part30 ~親しき中にもヒミツ💝~
大賢人「なるほど・・・。 おそらく・・・、数千年か数万年、あるいは、時間に意味を成さないほど、遠くより来たれり 非時間的な光、その象徴こそが、レアールなのだな。 レアちゃんよ。 君は、ヒトの社会を、知っていて、繋がっているようだな。 ふしぎだ。 私は、エルフが 伝説の生き物であると思っていたのに、ドラゴンとは 会っていて、しかし、長寿のレアちゃんとは、初対面。 世界は広くて深く、親しき中にも 秘密有り。 だが、そろそろ、私のことを 皆に話した方が いいのだろうか?」
posted by ファンタジー✡とど at 16:00| 9章 💜「魔の世界✦編」
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2020年06月10日
9章 Part31 ~僕らは来た!~
緑の♡猫「大魔王が、僕らのプライバシーを監視している、それは あるかもしれない。 ただ、ぼくらにとって、大魔王という存在自体が、僕らと切り離していないことになった。 仮に実在するとしても、今は、少しでも、この絆を深めて、この世界を知ることが、すべてになっていくと思うんだ。 だから、急がば回れ。 自由に、冒険してみようよ。」
posted by ファンタジー✡とど at 16:00| 9章 💜「魔の世界✦編」
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