2014年10月19日

3章 Part1 ~誰かの呼び声~

しまねこさん・・・ しまねこさん・・・


もしもし・・・。気付いてくれましたね。

あなたは、これから、世界を救うことになるのです。

ええ、分かります。

でも、それはまだ先のお話。

貴方は、きっと、未来を切り開いてくれるでしょう。

それまで、私は、待つとします。

夢見の風に、吹かれながら―――――――
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2014年10月20日

3章 Part2 ~〝名もなき猫〟登場!~

名もなき猫「僕は、いったい誰? なぜここにいるの??」

ふしぎな木「あなたは、名もなき旅人。しかし、強い運命を背負った、すてきな者」

名もなき猫「僕は、何かを探さなければならない気がする。」

ふしぎな木「そうです。きっと。」

名もなき猫「あなたは、いったい誰?」

ふしぎな木「はい。私はただの樹木。大樹になるのが夢なのです。」

名もなき猫「なれるといいね(^^♪」
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2014年10月21日

3章 Part3 ~ふしぎな木~

ふしぎな木「私は、ずっと夢を見ているのです。」

名もなき猫「ゆめ?」

ふしぎな木「そう。あなたがきっと、私を変えてくれると。」

名もなき猫「どういうふうに?」

ふしぎな木「私は、本来の姿を以って、この世界の意味を体現せし存在…」

名もなき猫「ふーーん」

ふしぎな木「なんて恰好を付けて言ってみました。ああ、魔王ではありませんよ。」

ふしぎな木「きっと。私は探しているのです。自分自身を。」

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2014年10月22日

3章 Part4 ~僕は旅人~

不思議な木だ。僕は、とてもきれいで、輝かしい、その木に見とれていた。

でも、僕は旅人。

いかなきゃ・・・。

遥か遠くへ。そのはるか先へ。

きっと、たどり着く。

そこは、夢の果てだろうか?

それとも、何か大切な、始まりの場所… なんだろうか。
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2014年10月23日

3章 Part5 ~遥か雲の世界で~

遥か雲の世界。

そう、ここには、雲と、緑と、風と…

心の高鳴りがある。

あなたは、小さな澄んだ湖から、根を生やし

朝露茂る、輝く葉っぱに身を包ませ

生き生きとしている神秘的な木。

でも・・・。

君は、本来・・・。
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2014年10月24日

3章 Part6 ~まどろむ真実~

ふしぎな木「私は探しているのです・・・。」

名もなき猫「本当の?」

ふしぎな木「そう、本当の。」

名もなき猫「本当の、何?」

ふしぎな木「本当の… そう、私は、大樹だった気がします。」

名もなき猫「えっ?」

ふしぎな木「でも、何か違和感があるのです。私は、そもそも大樹だったのでしょうか?」

名もなき猫「そうだったらすてきだね。」
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2014年10月25日

3章 Part7 ~きっとみつけてあげるよ~

ふしぎな木「私には、記憶がありません。」

名もなき猫「木、だしね(笑)」

ふしぎな木「ええ。そもそも、私は、自分が何なのかわかりません。なんせ、木に意志があるのかどうか…。」

でも… 探しているのです・・・。

名もなき猫「きっとみつけてあげるよ。」

ふしぎな木「ご親切に――。とてもうれしいですわ。」

名もなき猫「君は、女の子なの?」

ふしぎな木「さあ…? そもそも、私は、あなたそのものかもしれませんし、あなたたちや、それを取り巻くすべてかもしれません。」

名もなき猫「ふしぎな木だね。」
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2014年10月26日

3章 Part8 ~夢の向こうの ふつうの木~

ふしぎな木「はい。ですが、私は、なれる気がするのです。」

名もなき猫「なれるといいね。」

ふしぎな木「なのに、今まで一度だって、それになったことがないのです。きっと、ないのです。」

名もなき猫「どうしたら、なれるの?」

ふしぎな木「なったことがないのにもかかわらず、それが分かる… 何とも私とは、ふしぎな木ですよね。」

名もなき猫「なぜ、そんなにもなりたいの?」

ふしぎな木「実は…。なろうとしたことはあったのです。なんども… なんども……。」

名もなき猫「へえ~~(・∀・)」

ふしぎな木「しかし、なったと思っても、それは、違っていたようです。私は、依然、ふつうの木でした。」
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2014年10月27日

3章 Part9 ~永い時待つ〝しんぴの木〟~

ふつうの木「ですから、私は、ずっと待っているのです。」

名もなき猫「どのくらい?」

ふつうの木「分かりません。ただ、永い時を待っている気がします。」

名もなき猫「それでも、キミは、しんぴの木じゃないかな??」

しんぴの木「ああ、そうですね。私はしんぴの木ですね。」

名もなき猫「僕は…名前が思い出せない。名前があったのかもわからない。」

ふしぎな木「そうですね。混乱させてしまったようです。わたしは、ふしぎな木で統一することにします。」

名もなき猫「僕は、旅人…。でも、それは名前なんだろうか…?」
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2014年10月28日

3章 Part10 ~うたかたの名と さざなみの記憶~

ふしぎな木「ここを訪れる者は、みな探究者。きっと、誰もが旅人なのです。」

名もなき猫「じゃあ、僕は、その一人にすぎないんだ。」

ふしぎな木「でも、そのひとりひとりがかけがえない…。それは、揺るがぬ事実ですよ?」

名もなき猫「じゃあ、僕は、ますます名前を見つけなければならないね。」

ふしぎな木「そう、ここには、雲と、空と、風と、夢があります。誰もが、心軽くしていられますが、皆、記憶を失っているのです。」

名もなき猫「謎だね。それでも、僕らはこうやって実在し、記憶を通じて語っている。」

ふしぎな木「でも、長期的な記憶は、うたかた。それは、一抹のさざなみ。」

名もなき猫「きっと、強いのだろうね。この世界を探求して、自分が分かった人は。」
posted by ファンタジー✡とど at 23:20| 緑の縞猫 3章「夢の世界編」 | 更新情報をチェックする