2016年05月01日

4章 Part347 ~澄みし彼の方~

ヒーリング神官長「追え!追えぇぇーーーっ。」

エリー「不思議です。彼からは、嫌なものを感じませんでした。」

マイン「な・・・ 何事?」

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2016年05月02日

4章 Part348 ~二重て幾流る~

エリー「そういえば、よく夢で会っていたような気がします。彼は…。」


その夜、女王は、部屋で、かがやく流星を見るんだよね。

気になって、どうしても気になって、エリーはそこへ行ったんだ。

すると・・・。


変な貴公子「・・・・。私は、意外にもろいのだな。もう動けんよ。」

エリー「あなたは、魔界の方なのですね。」

変な貴公子「ああ。そうだよ。だが、わけあって、力のすべてを使い果たしたのだ。とある儀式をしてな。」
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2016年05月03日

4章 Part349 ~まるまるの~

エリー「その儀式とは・・・ 人々を破滅させるための、儀式なのですか?」

変な貴公子「ちがうちがう。私が、人間になるための儀式だ。」

エリー「まぁ!すてき!」
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2016年05月04日

4章 Part350 ~この余の意味~

変な貴公子「ほほう。この美学が分かるとはなかなか。確かに、昔、魔界には、立派な国があったと聞く。だが、地理が悪かったのか、今では、地獄とか呼ばれ、気付けば、正当な先住民である魔族はいなくなっていた。気付けば、私はさすらいの魔界剣士として、何千年とさまよっては、戦いを繰り広げ楽しんでいた。だが、私は、自分が4歳くらいの赤ん坊であることに気付いたのだ。またの名を修羅。これでは、人生が退屈だと悟り、私は、転生することにした。人間… 即ち、魔界流に、魔族となるため、約20年の眠りについた。つまり、私は、20歳の魔族、というわけだ。まぁ、寿命は800年くらいあるみたいだけど。」

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2016年05月05日

4章 Part351 ~古郷為れども~

エリー「で、誰かに襲われたのですね。」

変な貴公子「察しがいいな。大魔王甘なんちゃらってのに、うっとおしく追い回されてな。かつては尊敬していたのに、本体はどっかに封印されて、しょせんは亡霊よ。死人の幻影に振り回されていたかと思うとな。だが、ヤツにとって、魔剣戦士のこの私は、うっとおしいらしい。人間になってみたいとは思ったが、魔界の存在としての歴史とホコリまで無くしたわけではないからな。」
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2016年05月06日

4章 Part352 ~眠るる対極~

エリー「大魔王は、非力なのですか?」

変な貴公子「そうとも言い切れぬ。なんか最近、人間界から、妙な負のエネルギーが送られてきてな。大魔王はひどくそれにハマってな。毎回喰い続けては、自分が幻影であることを忘れて、大魔王を名乗っている。個か亡者の集合体か疑わしいが、とりあえず、それで凶暴化し、脅威化し、私をも吸収しようと襲ってきた。私は魔界の騎士だぞ。いくら動けなかったとはいえ、起こしてはならぬものを起こしたな…。だが、今やっと目覚めたばかり。成人する20年間、魔の性気になれるため、自我を育成しておったが、まだ、かつての力は戻らんな。」
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2016年05月07日

4章 Part353 ~幾ばくか名駆けし月日~

エリー「それで、あなたはこれからどうするのですか?」

変な貴公子「そうだな。先ほどの魔法陣…。大魔王そのものと感じた。あの呪法は、やめさせた方がいいぞ。」

エリー「やっぱりですか。あなたは信じられます。魔法を、レッスンしていただけませんか♪」

変な貴公子「なるほど・・・。愛の特訓というわけだね。いいよ~(・∀・)」

こうして、毎晩のように、謎の魔剣戦士と、愛のお姫様は、特訓を続けた。

貴公子自体も、こっそり住んでいる森で、力を育てていったのだ。
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2016年05月08日

4章 Part354 ~孤も輝きに歩む~

少々強くなった貴公子「やはり、生身の身体では、暗黒剣も、何もかもなじまぬな。君と光の剣技を極めて、やっと、魔性の剣は、半分堕天な魔法式で、操れるようになったわ。光と闇…。両方あるから面白いのだな、この世は。」

エリー「それだけではありませんわ。きっと、いつ命が尽きるかわからない。だから、人を思いやり、つながりたいと思うのです。」

変な貴公子「ぽっ♡」

コ=ルク「見つけたぞ!魔王の手先め…。そういうことだったのか。エリー…。お前がそういうことをするなら、俺色に更正させて、跪かせてやる! ああ、お前だけは許さない!!」
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2016年05月09日

4章 Part355 ~例い世途が違っても~

変な貴公子「これが、ラストレッスンだ。今まで楽しかった。迷惑なので、私は魔界に戻るとしよう。どうもまだ、この世界は、私を受け入れてくれるには狭すぎるようだ。だが・・・ わたしはあきらめたわけではない。魔界に戻れば、もう生きているうちにおまえと会えないが、またいつか、次元を超えて、会いに来よう。お前の愛した、この世界に。」
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2016年05月10日

4章 Part356 ~漕渠(こがれ)の御処~

エリー「せめて・・・。せめて、お名前をお聞かせ願えませんか、貴公子さま。私は、あなたを―――」

変な貴公子「よーくお聞き…。私の名前は―――――」
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