2014年07月01日

2章 Part28 ~心が導くもの~

向日葵「この地に赴いて、2種の草を拝んだ後、あなたの許しを得て、持ち帰った学者たちが、枯れない研究をしてたガオ。すると、いくつかの魔法と、平和な心が、草花にしんぴの命をとどめる技法だとわかったガオ。」

ユッキー「この地で唯一の伝書鳩さんに、持ってきてもらったんだよね。」

向日葵「何となく、こうなる気が・・・ というか、気候がよく、平和なここが気にいって、レースの後、頼んどいたんだガオ。」

ブタねこ博士「それを、彼が届けてくれたというわけじゃ。こやつは、もう熟読したがお~ちゅーてのぅ」

向日葵「そんな口調で真似られても、困るガオ・・・」

ユッキー「ところで、草花の管理なんてしてたの?」

ブタねこ博士「あの一件以来、またいろいろあっての。団結するには長が必要… とかいうて、結局、わしが戦法を考えたんじゃ。図書館も役に立った」

ユッキー「で、勝利した。」

ブタねこ博士「あれ以来、草花を狙おうという輩自体がいなくなっての。この世界の居心地がよく、皆、故郷をそんな風にしたい、しあわせな気持ちがあふれた。それが、草花を保つ結果にもなったのじゃ。」

ユッキー「だからあなたは、案内役をされたのですね。」

ブタねこ博士「草花をもたらしたのは、そもそも我々ではなかった・・・。仮にそうだとしても、結局は、感謝の心、すなわち愛が、最後には正しい道を導くのじゃ・・・。」

わたげ「そうですね! いい話です。みなさん。暖かい、鮭のシチューができました。みんなで食べましょう。メェ!」

心が魔法を導くのか?

はたまた、草花を保つ技法は、うまくいくのか?

火、氷の魔法は、彼らに使えるのか?

ひとまず、緑の大陸は、雪に覆われたところで、話は、しまねこたちに譲ることになる。

ブタねこ博士「そうそう。言い忘れとったが、草花の技法は、彼女たちに不死を与えるというよりは、生の循環を与える技法じゃぞ。正しくはの!」
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2014年07月02日

2章 Part29 ~ごま大陸 見える!~

一方、超高速で、ごま世界に向かう、緑の縞猫たち。

もう、大陸が見えていた。

ごま三「あとちょっとですよ。」

2人「寒っぶ( ;∀;)」

そりゃ、凍り付くわな。6時間も(笑)

緑の縞猫「それでも助かったよ! 途中から、さらに、極寒の気候域に突入して、一回止まって、氷のかまくら作ってもらえたんだからさ。」

しろねこ「おかげで、ちょっとくらくらするけど(笑)」

酸欠ね(・∀・)
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2014年07月03日

2章 Part30 ~ごま王国 と あざらし王国~

ソリから降りた2人。ここは、正真正銘の、ごま世界。

ごま三「ごま世界には2つの大陸、それに準ずる、2つの王国があります。」

しろねこ「ごま王国とあざらし王国だよね。」

緑の縞猫「そういえば、ざららんは、あざらし王国に帰ったんだよね。」

ごま三「そう聞いてます。」

緑の縞猫「2つの世界は特に戦争とかしてないよね?」

ごま三「はい。平和なもんです。そもそも、ごま大国のとど族は男、あざらし王国のあざらし族は、女が多いんです!」

しろねこ「2つに分けるのは名残?」

ごま三「もはや。」

緑の縞猫「州みたいなものだよね。」

しろねこ「ごま州、あざらし州・・・」

2人は、ごま三のそりに乗り、さらに、大陸を南下していた。

緑の縞猫「襲われた集落、というか、キミの故郷は、どの辺りにあるの?」

ごま三「ごま王国の真ん中あたりです。王国と言っても、緑の王国と同じように、形式的に王国なだけで、実際は、小さい村集落からなる王国があるだけ。そこがボクの故郷です。図書館もそこにあります。」

しろねこ「あざらし王国は?」

ごま三「さらに南です。北側が故郷で、2つの族は、基本、氷の大地の周りで、陸、海問わず、気ままに暮らしているのです。」

しろねこ「でも今は…。」

ごま三「本来、友達であるはずの氷の力が、なぜ、あのような怪物に姿を変えてしまったのか。」

緑の縞猫「分からないよね…。」

ごま三「見ての通り、ここは、見渡すばかり、氷の大地です。私たち以外、訪れる者もいなかった・・・。」

しろねこ「そういえば、緑の大陸も、雪の世界になっちゃったんだよね?」

ごま三「まさか・・・ これは・・・」
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2014年07月04日

2章 Part31 ~世界が凍る!?~

ごま三が何か見つける。

ごま三「信じられない・・・。」

緑の縞猫「どうしたの?」

ごま三「ここにあるのが、あなた方の故郷に咲いている環境の草、しんぴ草とでもいうべき、草花2種ですが、成長が止まっています。まるで凍り付いたように。これでは、世界中の環境草花に影響が出ているかもしれない・・・。」

しろねこ「確かに、前に、博士が、色々つながってるって言ってたものね。」

ごま三「それで、緑の大陸があんなふうになってたとしたら…。」

しろねこ「でもここやばいんでしょ? 私たちの故郷の心配をするより まずここを何とかしなきゃ…」

ごま三「そうおっしゃるのはもっともですが、実は、ここの環境草は、枯れることがないんです。今回のように、時間が止まっているかのように、生育が妨げられたりしない限りは。」

しろねこ「それでも、枯れる可能性はあるでしょう?」

ごま三「逆なんです。枯れなかったから、かつて、争いが起こりました。この草花の力を無限に吸い寄せ、極大にまでも膨れ上がらせた魔法を使い、世界を征服せんとする… 野望を持った一団が・・・」

しろねこ「いたんだ。」

ごま三「我々は戦いました。状況は優勢、かと思われました。一時期落ち着いたりしましたが、長きにわたる戦いの中で、我々が目を届かせていないところ… 信じられない兵器が作られていたのです。」

緑の縞猫「世界は広いな・・・」

ごま三「それが、草花から魔力を吸い寄せて、憎しみや恨み、復讐心から、威力を爆増させる類の兵器だった…。」

しろねこ「彼らは、ギャングだったのね。」

ごま三「力に心奪われ、魔力が集まるこの地だからこその 思い上がりと、つつましい暮らしに飽き、外界と交流する以外の方法で、自らの力を誇示しようとした者のなれの果て・・・ この戦いにおいて、魔法とは、憎しみでなく、愛情によって培われなければならないことが、大いにわかりました。魔法には心を増幅する作用があり、この地は特にそれが顕著です。博士が言われたとおり、ある種の共振作用によって、幸せも倍、憎しみも倍になる・・・」

緑の縞猫「でも、幸せは、決して、憎しみの反対物なんかじゃない・・・」

ごま三「でもそれがわからなかった彼らは…。」

しろねこ「それからどうなったの?」
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2014年07月05日

2章 Part32 ~明日に進もう!!~

ごま三「ある日、不吉な雲が上空に現れました。紫がかった、まさに、ありえない雲です。こいつは、赤みがかった雷を帯び、それはまるで、ありうるなら、魔界の雲でした。憎しみの果てに暴走した、魔法の雲だったのです。私たちが駆けつけるころ、彼らは、花になっていました。それはそれはきれいな花だった・・・。何の黒魔術か、それ以降、その雲は消えてゆき、何事もなかった…。そこで、戦いは終わったのです。」

緑の縞猫「なのに、また今、何かが起こっている。」

ごま三「この頃、私は幼かった。実は、雲の話以外は、後で、魔法の水晶から、記憶映像で見たものなのです。でも、前にも言いましたが…」

しろねこ「うん。記憶感は共有されるよね。これほどの恐怖なら。」

ごま三「実際、あれは、幸運にも、何かの儀式に失敗したものだろうと、我々の心に焼き付いています。もしそれが・・・ と思い、あなた方の故郷を見て、これからは、魔法の国にふさわしい すてきな国を持ち続け、世界中に、良い魔法と良い環境を生み出す、手助け、つまり、魔法というきっかけを通じて、愛を育てていきたいのです。」

緑の縞猫「人の心は弱いものだよ。もし、大切な人が亡くなったら、一昔前の僕でも、発狂していたかもしれない。そういう暗いオーラが、もし、集団単位で、都合のいい黒い観念になってるとしたら。」

しろねこ「誰もが、同じ体験で、成長できるとは限らない。」

ごま三「そうです。あくまで、つらい体験は、起こるべくして、個別に起こるのです。結果も、観念も、むやみやたらに他の人に押し付けるべきではない。」

緑の縞猫「だいたいわかったよ。どこの国でもいっしょさ。でももう終わったこと。これ以上何があったかは聞かないよ。」

しろねこ「明日に進もう!!」

割と長いソリの旅。

それでも、最初の海渡りで、キモが座った2人。

夜のうちには、な、なんと、ごま王国の故郷に着いてしまうのだ!
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2014年07月06日

2章 Part33 ~暗闇に染まる王国~

ごま三「みんな!」

信じられない…。

しろねこ「みんな、凍ったように眠っている・・・。」

ごま三「元々、ボクらは、よく眠る種族。だけど、これは、眠りの魔法が掛けられている。しかも、あの記憶と同じ、邪悪な、悪意を感じる。」

緑の縞猫「暴力は、一度連鎖すると、そう簡単には断ち切れない。そう博士が言っていた。もし誰かがこれをしていたなら、彼らは一体どういう目にあってきたというのだろう?」

しろねこ「精力・・・ 自分の中にある、心と体にまつわる力・・・ きっと、自分の夢や望みを抑えて生きてゆくと、ある日そういう習慣が、闇へと変わる… そんな話なのかも。」

緑の縞猫「いろいろ感じるところがあるよね。これもこの地に来たからかな?」

ごま三「邪教・・・。世界に点在する、あまたの国。地獄と化すことを望み、そういう何も考えないことが、その逃避活動が、気持ちの良いものだなんて感じさせる・・・。そういう魔の力が、どこかで刻々と展開している… というような洞察を夢で見たんだ。もしかしたら、あの夢の異世界なのかも・・・。」

しろねこ「いつ?」

ごま三「ごく最近さ。昨日…。そう昨日だ。緑の世界の居心地の良さに、つい、心ゆだねたあの日…。心配事にもかかわらず…。」

緑の縞猫「ここまで来たならもう、元凶に尋ねるしかない。」

しろねこ「心当たりは?」

ごま三「まず、あざらし王国へ行こう! でもその前に、図書館に寄らなくちゃ。」

〝それはできんな!!〟

くっくっく、フワーッハッハッハッハッハ(笑)

しろねこ「出たか…。」

ごま三「なんですとーーーー。」

緑の縞猫「まぁ、元凶が来たみたいだからいいか。よし、倒そう!」

って、なんかこの展開…。空ぶってない?
posted by ファンタジー✡とど at 20:57| 緑の縞猫 2章「マジカルスノー編」 | 更新情報をチェックする

2014年07月07日

2章 Part34 ~現れた怪物!~

ビュワァァァァーーーーッ

なんと図書館がカチカチに凍り付いた。

ごま三「まさか・・・。この世界で、更なる寒度の魔法が使えるなんて…。」

〝バカめ。我の呪術は、もはや魔法などたる低俗なものなかれ。かつての怨念、今ここに・・・〟

何のことか? だが、意外に今までの話の流れから直観した 緑の縞猫たち。

〝終わりよ。何の事だか分からぬまま、永遠に朽ち果てるがよい!!〟

その時、地震とともに、彼らは、凍り付いた。

すべての・・・彼らすべての時間が止まってしまった……………。

もう… 彼らが生きることは…

ボォ―――――――――――――――――!!

緑の縞猫「なんだか分からないけど、熱いコトバを交わして、元気が出てきた。勇気が湧いてきた!! それに素直に身をゆだねたら… できた。お前を打ち破る方法。」

彼は、火の魔法を会得した。
posted by ファンタジー✡とど at 21:27| 緑の縞猫 2章「マジカルスノー編」 | 更新情報をチェックする

2014年07月08日

2章 Part35 ~ヒートアップソウル~

〝身をゆだね…? バカな。それは、我々の専売特許。それに、なぜ? 1万人の魔力を集めても、この氷は解けないはずだ〟

しろねこ「よーく小説を読んでみなよ! ちゃんと順当に読んでいけば、わかるはずだよ!」

ごま三「あんたのは もう魔法じゃないんだろ? イーブル(悪)に反則的な威力を持つのは、熱い気持ちだけさ!!」

緑の縞猫「リバーラインレースをして思った。こんな平和がいつまでも続けばいいって。それがわからないお前を感じて、かわいそうに思った…。」

時間が…、なごんでゆく。

ジュワァーーーーーーーーー・・・

〝ワ・・・ワレノカラダガ・・・〟

そいつは、実体のない、影(シャドー)のようなものだった。

彼は、しかし最後の力を振り絞って、こう叫んだ。

〝ワレ、コノイヤシキマホウノゲンセンダケデモホウムリサル・・・〟

その後、ドーンという薄い音で、彼は彼方へ消えた。
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2014年07月09日

2章 Part36 ~凍った図書館~

村人… というか、王国のみんなは、復活した!! 彼らの熱い心が、悪魔の氷を溶かしたのだ。

みんなは伝えた。そして、喜んだ。しかし・・・。

ごま三「図書館が…、図書館が凍っている。しかも、さっきと違い… まるで呪法にでもかけられたかのように…。」

長老「行きなさい…。あざらし王国へ。ここは解放できん。先祖の魂が宿ると言っても過言ではないが、それよりは、今じゃ。書物などより、あなた方が遠いところからわざわざこの世界を救うために足を運んできてくれた… このやさしさ、友情、奇跡…。これらがきっと、あの実態をも持たぬかもしれぬ、怨念の塊を、葬り去る、あるいは浄化できるかもしれぬ。」

ひとまず、危機は去った。

いきなり凍った住民。氷の悪魔。そして、ジ・エンドにすらなりうる、即座の奇襲…。

ただ、彼らは直観で、大丈夫と分かっていた。

今はこれだけ信じよう。

ただ一つ気がかりなのは、王の姿が見えないことか・・・。
posted by ファンタジー✡とど at 22:08| 緑の縞猫 2章「マジカルスノー編」 | 更新情報をチェックする

2014年07月10日

2章 Part37 ~いざ あざらし王国へ!~

ごま三「いいの? 正体とか聞かなくて?」

緑の縞猫「わからないさ。」

しろねこ「しまねこダーリンは、みんなのことを心配しているのよ!」

風が吹き付ける。長老の家で、一夜を過ごしたヒーローたち。

一同は、南の国、あざらし王国に向かう。

ちなみに、ごま世界は、地図上では、北の方らしいよ。
posted by ファンタジー✡とど at 21:23| 緑の縞猫 2章「マジカルスノー編」 | 更新情報をチェックする